3.9. IBM Power 上でマルチアーキテクチャーのコンピュートマシンを含むクラスターを作成する
IBM Power® (ppc64le) 上でマルチアーキテクチャーのコンピュートマシンを含むクラスターを作成するには、既存の単一アーキテクチャー (x86_64) クラスターが必要です。その後、ppc64le コンピュートマシンを OpenShift Container Platform クラスターに追加できます。
ppc64le ノードをクラスターに追加する前に、クラスターをマルチアーキテクチャーペイロードを使用するクラスターにアップグレードする必要があります。マルチアーキテクチャーペイロードへの移行の詳細は、マルチアーキテクチャーのコンピュートマシンを含むクラスターへの移行 を参照してください。
次の手順では、ISO イメージまたはネットワーク PXE ブートを使用して RHCOS コンピュートマシンを作成する方法を説明します。これにより、ppc64le ノードをクラスターに追加し、マルチアーキテクチャーのコンピュートマシンを含むクラスターをデプロイできるようになります。
x86_64 上でマルチアーキテクチャーのコンピュートマシンを含む IBM Power® (ppc64le) クラスターを作成するには、IBM Power® へのクラスターのインストール の手順に従ってください。その後、ベアメタル、IBM Power、または IBM Z 上でマルチアーキテクチャーコンピュートマシンを含むクラスターを作成する の説明に従って、x86_64 コンピュートマシンを追加できます。
セカンダリーアーキテクチャーノードをクラスターに追加する前に、Multiarch Tuning Operator をインストールし、ClusterPodPlacementConfig オブジェクトをデプロイすることを推奨します。詳細は、Multiarch Tuning Operator を使用してマルチアーキテクチャークラスター上のワークロードを管理する を参照してください。
3.9.1. ISO イメージを使用した RHCOS マシンの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ISO イメージを使用して、クラスターの追加の Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) コンピュートマシンを作成できます。
前提条件
- クラスターのコンピュートマシンの Ignition 設定ファイルの URL を取得します。このファイルがインストール時に HTTP サーバーにアップロードされている必要があります。
-
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。
手順
次のコマンドを実行して、クラスターから Ignition 設定ファイルを抽出します。
$ oc extract -n openshift-machine-api secret/worker-user-data-managed --keys=userData --to=- > worker.ign-
クラスターからエクスポートした
worker.ignIgnition 設定ファイルを HTTP サーバーにアップロードします。これらのファイルの URL をメモします。 Ignition ファイルが URL で利用可能であることを検証できます。次の例では、コンピュートノードの Ignition 設定ファイルを取得します。
$ curl -k http://<HTTP_server>/worker.ign次のコマンドを実行すると、新しいマシンを起動するための ISO イメージにアクセスできます。
RHCOS_VHD_ORIGIN_URL=$(oc -n openshift-machine-config-operator get configmap/coreos-bootimages -o jsonpath='{.data.stream}' | jq -r '.architectures.<architecture>.artifacts.metal.formats.iso.disk.location')ISO ファイルを使用して、追加のコンピュートマシンに RHCOS をインストールします。クラスターのインストール前にマシンを作成する際に使用したのと同じ方法を使用します。
- ディスクに ISO イメージを書き込み、これを直接起動します。
- LOM インターフェイスで ISO リダイレクトを使用します。
オプションを指定したり、ライブ起動シーケンスを中断したりせずに、RHCOS ISO イメージを起動します。インストーラーが RHCOS ライブ環境でシェルプロンプトを起動するのを待ちます。
注記RHCOS インストールの起動プロセスを中断して、カーネル引数を追加できます。ただし、この ISO 手順では、カーネル引数を追加する代わりに、次の手順で概説するように
coreos-installerコマンドを使用する必要があります。coreos-installerコマンドを実行します。インストール要件に合わせてオプションを指定します。少なくとも、該当するノードタイプ用の Ignition 設定ファイルを指す URL と、インストール先のデバイスを指定する必要があります。$ sudo coreos-installer install --ignition-url=http://<HTTP_server>/<node_type>.ign <device> --ignition-hash=sha512-<digest>1 2 - 1
coreユーザーにはインストールを実行するために必要な root 特権がないため、sudoを使用してcoreos-installerコマンドを実行する必要があります。- 2
--ignition-hashオプションは、Ignition 設定ファイルを HTTP URL を使用して取得し、クラスターノードの Ignition 設定ファイルの信頼性を検証するために必要です。<digest>は、先の手順で取得した Ignition 設定ファイル SHA512 ダイジェストです。注記TLS を使用する HTTPS サーバーを使用して Ignition 設定ファイルを提供する場合は、
coreos-installerを実行する前に、内部認証局 (CA) をシステムのトラストストアに追加できます。次の例では、
/dev/sdaデバイスへのコンピュートノードのインストールを開始します。コンピュートノードの Ignition 設定ファイルは、IP アドレス 192.168.1.2 の HTTP Web サーバーから取得されます。$ sudo coreos-installer install --ignition-url=http://192.168.1.2:80/installation_directory/worker.ign /dev/sda --ignition-hash=sha512-a5a2d43879223273c9b60af66b44202a1d1248fc01cf156c46d4a79f552b6bad47bc8cc78ddf0116e80c59d2ea9e32ba53bc807afbca581aa059311def2c3e3b
マシンのコンソールで RHCOS インストールの進捗を監視します。
重要OpenShift Container Platform のインストールを開始する前に、各ノードでインストールが成功していることを確認します。インストールプロセスを監視すると、発生する可能性のある RHCOS インストールの問題の原因を特定する上でも役立ちます。
- 継続してクラスター用の追加のコンピュートマシンを作成します。