3.6. etcd データのデフラグ


大規模で密度の高いクラスターの場合、キースペースが大きくなりすぎてスペースのクォータを超えると、etcd のパフォーマンスが低下する可能性があります。定期的に etcd をメンテナンスしてデフラグし、データストアの領域を解放してください。Prometheus で etcd メトリクスを監視し、必要に応じてデフラグしてください。そうしないと、etcd がクラスター全体のアラームを発し、クラスターがキーの読み取りと削除しか受け付けないメンテナンスモードになる可能性があります。

以下の主要なメトリクスを監視してください。

  • etcd_server_quota_backend_bytes。これは現在のクォータ制限です。
  • etcd_mvcc_db_total_size_in_use_in_bytes。履歴圧縮後の実際のデータベース使用量を示します。
  • etcd_mvcc_db_total_size_in_bytes。デフラグ待ちの空き領域を含むデータベースのサイズを示します。

etcd データをデフラグし、etcd 履歴の圧縮などのディスクの断片化を引き起こすイベント後にディスク領域を回収します。

履歴の圧縮は 5 分ごとに自動的に行われ、これによりバックエンドデータベースにギャップが生じます。この断片化された領域は etcd が使用できますが、ホストファイルシステムでは利用できません。ホストファイルシステムでこの領域を使用できるようにするには、etcd をデフラグする必要があります。

デフラグは自動的に行われますが、手動でトリガーすることもできます。

注記

etcd Operator はクラスター情報を使用してユーザーの最も効率的な操作を決定するため、ほとんどの場合、自動デフラグが適しています。

3.6.1. 自動デフラグ

etcd Operator はディスクを自動的にデフラグします。手動による介入は必要ありません。

以下のログのいずれかを表示して、デフラグプロセスが成功したことを確認します。

  • etcd ログ
  • cluster-etcd-operator Pod
  • Operator ステータスのエラーログ
警告

自動デフラグにより、Kubernetes コントローラーマネージャーなどのさまざまな OpenShift コアコンポーネントでリーダー選出の失敗が発生し、失敗したコンポーネントの再起動がトリガーされる可能性があります。再起動は無害であり、次に実行中のインスタンスへのフェイルオーバーをトリガーするか、再起動後にコンポーネントが再び作業を再開します。

デフラグ成功時のログ出力例

etcd member has been defragmented: <member_name>, memberID: <member_id>

デフラグ失敗時のログ出力例

failed defrag on member: <member_name>, memberID: <member_id>: <error_message>

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