8.2.12. PTP ログ抑制の設定
linuxptp-daemon は、デバッグに使用できるログを生成します。ストレージ容量が制限されている通信業者などのデプロイメントタイプでは、これらのログによりストレージ需要が増大する可能性があります。現在、デフォルトのロギング率が高く、ログが 24 時間以内にローテーションされてしまうため、変更を追跡して問題を特定することが困難になっています。
マスターオフセット値を報告するログメッセージを除外するように PtpConfig カスタムリソース (CR) を設定することで基本的にログを削減できます。マスターオフセットログメッセージは、現在のノードのクロックとマスタークロックの差をナノ秒単位で報告します。ただし、この方法では、フィルタリングされたログの概要ステータスは表示されません。拡張ログ抑制機能を使用すると、PTP ログのログ記録レートを設定できます。特定のログ記録レートを設定すると、トラブルシューティングに不可欠な情報を保持しながら、linuxptp-daemon によって生成されるログの量を削減できます。拡張ログ抑制機能を使用すると、オフセットがそのしきい値よりも高い場合でもオフセットログを表示するしきい値も指定できます。
8.2.12.1. PTP のログフィルタリングの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
PtpConfig カスタムリソース (CR) を変更して、基本的なログフィルタリングを設定し、マスターオフセット値を報告するログメッセージを除外します。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。 -
cluster-admin権限を持つユーザーとしてログインしている。 - PTP Operator をインストールします。
手順
PtpConfigCR を編集します。$ oc edit PtpConfig -n openshift-ptpspec.profileで、ptpSettings.logReduce仕様を追加し、値をtrueに設定します。apiVersion: ptp.openshift.io/v1 kind: PtpConfig metadata: name: <ptp_config_name> namespace: openshift-ptp ... spec: profile: - name: "profile1" ... ptpSettings: logReduce: "true"注記デバッグの目的で、この仕様を
Falseに戻すと、マスターオフセットメッセージを含めることができます。-
保存して終了すると、
PtpConfigCR に変更が適用されます。
検証
PtpConfigCR が適用されたlinuxptp-daemonPod と対応するノードの名前を取得します。$ oc get pods -n openshift-ptp -o wide出力例
NAME READY STATUS RESTARTS AGE IP NODE linuxptp-daemon-gmv2n 3/3 Running 0 1d17h 10.1.196.24 compute-0.example.com linuxptp-daemon-lgm55 3/3 Running 0 1d17h 10.1.196.25 compute-1.example.com ptp-operator-3r4dcvf7f4-zndk7 1/1 Running 0 1d7h 10.129.0.61 control-plane-1.example.com次のコマンドを実行して、マスターオフセットメッセージがログから除外されていることを確認します。
$ oc -n openshift-ptp logs <linux_daemon_container> -c linuxptp-daemon-container | grep "master offset"<linux_daemon_container>はlinuxptp-daemonPod の名前です。たとえば、linuxptp-daemon-gmv2n です。logReduce仕様を設定する場合、このコマンドはlinuxptpデーモンのログにmaster offsetのインスタンスを報告しません。