第5章 クラスター全体のプロキシーの設定


OpenShift Container Platform クラスターが、インターネットへの直接アクセスが拒否された場合に HTTP または HTTPS プロキシーを使用できるようにするには、既存のクラスターの場合は Proxy オブジェクトを変更してクラスター全体のプロキシー設定を設定するか、新しいクラスターの場合は install-config.yaml ファイルでプロキシー設定を設定します。

サポート対象プラットフォーム上のクラスターに対してクラスター全体の Egress プロキシーを有効にすると、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) は status.noProxy パラメーターに、サポート対象プラットフォーム上に存在する install-config.yaml ファイルの networking.machineNetwork[].cidrnetworking.clusterNetwork[].cidrnetworking.serviceNetwork[] フィールドの値を入力します。

注記

インストール後のタスクとして、networking.clusterNetwork[].cidr の値を変更できますが、networking.machineNetwork[].cidr および networking.serviceNetwork[] の値は変更できません。詳細は、「クラスターネットワーク範囲の設定」を参照してください。

Amazon Web Services (AWS)、Google Cloud、Microsoft Azure、および Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) へのインストールの場合、status.noProxy パラメーターには、インスタンスメタデータのエンドポイント (169.254.169.254) も設定されます。

RHCOS によって Proxy オブジェクトの status: セグメントに追加される値の例

apiVersion: config.openshift.io/v1
kind: Proxy
metadata:
  name: cluster
# ...
networking:
  clusterNetwork:
  - cidr: <ip_address_from_cidr>
    hostPrefix: 23
  network type: OVNKubernetes
  machineNetwork:
  - cidr: <ip_address_from_cidr>
  serviceNetwork:
  - 172.30.0.0/16
# ...
status:
  noProxy:
  - localhost
  - .cluster.local
  - .svc
  - 127.0.0.1
  - <api_server_internal_url>
# ...

ここでは、以下のようになります。

<CIDR からの IP アドレス >
Pod の IP アドレスが割り当てられる IP アドレスブロックを指定します。デフォルト値は 10.128.0.0/14 で、ホストの接頭辞は /23 です。
<CIDR からの IP アドレス >
マシンの IP アドレスブロックを指定します。デフォルト値は 10.0.0.0/16 です。
<CIDR からの IP アドレス >
サービス用の IP アドレスブロックを指定します。デフォルト値は 172.30.0.0/16 です。
<api_server_internal_url>
oc get infrastructures.config.openshift.io cluster -o jsonpath='{.status.etcdDiscoveryDomain}' コマンドを実行すると、内部 API サーバーの URL を見つけることができます。
重要

使用しているインストールタイプに networking.machineNetwork[].cidr フィールドの設定が含まれていない場合は、ノード間のトラフィックがプロキシーをバイパスできるようにするために、.status.noProxy フィールドにマシンの IP アドレスを手動で含める必要があります。

5.1. 前提条件

クラスターがアクセスする必要のあるサイト を確認し、プロキシーをバイパスする必要があるかどうかを判断します。デフォルトで、すべてのクラスターシステムの Egress トラフィック (クラスターをホストするクラウドのクラウドプロバイダー API に対する呼び出しを含む) はプロキシーされます。システム全体のプロキシーは、ユーザーのワークロードではなく、システムコンポーネントにのみ影響を与えます。必要に応じて、Proxy オブジェクトの spec.noProxy パラメーターにサイトを追加してプロキシーをバイパスします。

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