7.9. ミラーレジストリーコンテンツの更新
イメージセット設定ファイルを更新し、イメージセットをミラーレジストリーにミラーリングすることで、ミラーレジストリーの内容を更新できます。oc-mirror プラグインを次回実行したときに、前回の実行以降の新規イメージと更新されたイメージのみを含むイメージセットが生成されます。
ミラーレジストリーを更新する際には、次の点を考慮する必要があります。
生成およびミラーリングされた最新のイメージセットにイメージが含まれていない場合、そのイメージはターゲットミラーレジストリーからプルーニングされます。したがって、差分イメージセットのみが作成およびミラーリングされるように、以下と同じ組み合わせの主要コンポーネントのイメージを更新してください。
- イメージセットの設定
- 宛先レジストリー
- ストレージの設定
- ディスクからミラー、またはミラーからミラーへのワークフローの場合、イメージがプルーニングされる可能性があります。
- 生成されたイメージセットは、ターゲットミラーレジストリーに順番にプッシュする必要があります。シーケンス番号は、生成されたイメージセットアーカイブファイルのファイル名から取得できます。
- oc-mirror プラグインによって生成されたメタデータイメージを削除または変更しないでください。
- イメージセットの最初の作成時にミラーレジストリーにトップレベルの namespace を指定した場合は、同じミラーレジストリーに対して oc-mirror プラグインを実行するたびに、この同じ namespace を使用する必要があります。
ミラーレジストリーコンテンツを更新するワークフローの詳細は、「ワークフローの概要」セクションを参照してください。
7.9.1. ミラーレジストリーの更新例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
このセクションでは、ミラーレジストリーをディスクからミラーに更新するユースケースを説明します。
以前ミラーリングに使用した ImageSetConfiguration
ファイルの例
7.9.1.1. 既存のイメージをプルーニングして特定の OpenShift Container Platform バージョンをミラーリングする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
更新された ImageSetConfiguration
ファイル
- 1
stable-4.13
に置き換えると、stable-4.12
のすべてのイメージがプルーニングされます。
7.9.1.2. 既存のイメージをプルーニングして Operator の最新バージョンに更新する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
更新された ImageSetConfiguration
ファイル
- 1
- バージョンを指定せずに同じチャネルを使用すると、既存のイメージがプルーニングされ、最新バージョンのイメージに更新されます。
7.9.1.3. 既存の Operator をプルーニングして新しい Operator をミラーリングする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
更新された ImageSetConfiguration
ファイル
- 1
rhacs-operator
をnew_operator_name
に置き換えると、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes Operator がプルーニングされます。
7.9.1.4. すべての OpenShift Container Platform イメージをプルーニングする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
更新された ImageSetConfiguration
ファイル