2.3. Service Mesh のアップグレード


Red Hat OpenShift Service Mesh の最新機能を利用するには、最新バージョンである 2.6.12 にアップグレードしてください。

2.3.1. バージョニングについて

Red Hat は、製品リリースにセマンティックバージョニングを使用します。セマンティックバージョニングは、X.Y.Z 形式の 3 つのコンポーネント番号になります。

  • X はメジャーバージョンを表します。メジャーリリースには、通常、アーキテクチャーの変更、API の変更、スキーマの変更、および同様の大きな更新など、互換性を失わせる何らかの変更点があります。
  • Y はマイナーバージョンを表します。マイナーリリースには、下位互換性を維持しながら、新しい機能が含まれています。
  • Z はパッチバージョン (z-stream リリースとも呼ばれます) を表します。パッチリリースは、Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) に対応し、バグ修正をリリースするために使用されます。通常、新機能はパッチリリースの一部としてリリースされません。

2.3.1.1. バージョニングが Service Mesh のアップグレードに与える影響

実行する更新のバージョンによって、アップグレードプロセスが異なります。

  • パッチの更新: パッチのアップグレードは、Operator Lifecycle Manager (OLM) によって管理されます。Operator を更新すると自動的に発生します。
  • マイナーアップグレード - マイナーアップグレードでは、最新の Red Hat OpenShift Service Mesh Operator バージョンに更新することと、ServiceMeshControlPlane リソースの spec.version 値を手動で変更することの両方が必要です。
  • メジャーアップグレード - メジャーアップグレードでは、最新の Red Hat OpenShift Service Mesh Operator バージョンに更新することと、ServiceMeshControlPlane リソースの spec.version 値を手動で変更することの両方が必要です。メジャーアップグレードには後方互換性のない変更が含まれている可能性があるため、手動による追加の変更が必要になる場合があります。

2.3.1.2. Service Mesh のバージョンについて

ご使用のシステムにデプロイした Red Hat OpenShift Service Mesh のバージョンを理解するには、各コンポーネントのバージョンがどのように管理されるかを理解する必要があります。

  • Operator バージョン - 最新の Operator バージョンは 2.6.12 です。Operator バージョン番号は、現在インストールされている Operator のバージョンのみを示します。Red Hat OpenShift Service Mesh Operator は、複数のバージョンの Service Mesh コントロールプレーンをサポートしています。そのため、Operator のバージョンによって、デプロイされる ServiceMeshControlPlane リソースのバージョンが決まるわけではありません。

    重要

    最新の Operator バージョンにアップグレードすると、パッチの更新が自動的に適用されますが、Service Mesh コントロールプレーンは最新のマイナーバージョンに自動的にアップグレードされません。

  • ServiceMeshControlPlane のバージョン - ServiceMeshControlPlane のバージョンによって、使用している Red Hat OpenShift Service Mesh のバージョンが決まります。ServiceMeshControlPlane リソースの spec.version フィールドの値によって、Red Hat OpenShift Service Mesh のインストールとデプロイに使用されるアーキテクチャーと設定が制御されます。Service Mesh コントロールプレーンを作成する場合は、以下の 2 つの方法のいずれかでバージョンを設定できます。

    • Form View で設定するには、Control Plane Version メニューからバージョンを選択します。
    • YAML View で設定するには、YAML ファイルに spec.version の値を設定します。

Operator Lifecycle Manager (OLM) は Service Mesh コントロールプレーンのアップグレードを管理しません。そのため、SMCP を手動でアップグレードした場合を除き、Operator と ServiceMeshControlPlane (SMCP) のバージョン番号が一致しないことがあります。

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