第1章 インストール方法


installer-provisioned infrastructure または user-provisioned infrastructure を使用して、Amazon Web Services (AWS) に OpenShift Container Platform をインストールできます。デフォルトのインストールタイプは、installer-provisioned infrastructure を使用します。この場合、インストールプログラムがクラスターの基礎となるインフラストラクチャーをプロビジョニングします。OpenShift Container Platform は、ユーザーがプロビジョニングするインフラストラクチャーにインストールすることもできます。インストールプログラムがプロビジョニングするインフラストラクチャーを使用しない場合は、クラスターリソースをユーザー自身で管理し、維持する必要があります。OpenShift Container Platform をシングルノードにインストールすることもできます。これは、エッジコンピューティング環境に最適な特殊なインストール方法です。

1.1. installer-provisioned infrastructure へのクラスターのインストール

以下の方法のいずれかを使用して、OpenShift Container Platform インストールプログラムでプロビジョニングされる AWS インフラストラクチャーに、クラスターをインストールできます。

  • クラスターの AWS へのクイックインストール: OpenShift Container Platform インストールプログラムでプロビジョニングされる AWS インフラストラクチャーに OpenShift Container Platform をインストールできます。デフォルトの設定オプションを使用して、クラスターを迅速にインストールできます。
  • カスタマイズされたクラスターの AWS へのインストール: インストールプログラムがプロビジョニングする AWS インフラストラクチャーにカスタマイズされたクラスターをインストールできます。また、クラスターを既存の IP アドレス割り当てと共存させ、ネットワーク要件に準拠できるように、インストール時に OpenShift Container Platform のネットワーク設定をカスタマイズすることもできます。インストールプログラムは、インストールの段階で一部のカスタマイズを適用できるようにします。インストール後 には、他の多くのカスタマイズオプションも利用できます。
  • ネットワークが制限された環境での AWS へのクラスターのインストール: インストールリリースコンテンツの内部ミラーを使用して、installer-provisioned AWS インフラストラクチャーに OpenShift Container Platform をインストールできます。この方法を使用して、ソフトウェアコンポーネントを取得するためにアクティブなインターネット接続を必要としないクラスターをインストールできます。
  • クラスターの既存の Virtual Private Cloud へのインストール: OpenShift Container Platform を既存の AWS Virtual Private Cloud (VPC) にインストールできます。このインストール方法は、新規アカウントまたはインフラストラクチャーを作成する際の制限など、会社のガイドラインによる制約がある場合に使用できます。
  • プライベートクラスターの既存の VPC へのインストール: プライベートクラスターを既存の AWS VPC にインストールできます。この方法を使用して、インターネット上に表示されない内部ネットワークに OpenShift Container Platform をデプロイすることができます。
  • AWS 上のクラスターを政府向けまたはシークレットリージョンにインストールする: OpenShift Container Platform は、クラウドで機密性の高いワークロードを実行する必要がある連邦、州、地方レベルの米国政府機関、請負業者、教育機関、および他の米国の顧客向けに特別に設計された AWS リージョンにデプロイできます。
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