6.12.3. ノードのリソースの自動割り当て


OpenShift Container Platform では、特定のマシン設定プールに関連付けられたノードに対して、システムによって予約された 最適な CPU およびメモリーリソースを自動的に決定するように設定できます。OpenShift Container Platform は、ノードが起動する際に、これらの値でノードを更新します。

ノード上で system-reserved リソースを自動的に判断して割り当てるには、KubeletConfig カスタムリソース (CR) を作成して autoSizingReserved: true パラメーターを設定します。各ノードのスクリプトにより、各ノードにインストールされている CPU およびメモリーの容量に基づいて、予約されたそれぞれのリソースに最適な値が計算されます。増加した容量を考慮に入れたスクリプトでは、予約リソースにもこれに対応する増加を反映させることが必要になります。

最適な system-reserved 設定を自動的に判別することで、クラスターが効率的に実行され、CRI-O や kubelet などのシステムコンポーネントのリソース不足によりノードが失敗することを防ぐことができます。この際、値を手動で計算し、更新する必要はありません。デフォルトでは、system-reserved CPU は 500m で、system-reserved メモリーは 1Gi です。

この機能はデフォルトで無効にされています。

前提条件

  1. 設定したいノードの種類に対応するラベルが、静的オブジェクト MachineConfigPool に関連付けられています。

手順

  1. 設定変更のためのカスタムリソース (CR) を作成します。

    リソース割り当て CR の設定例

    apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1
    kind: KubeletConfig
    metadata:
      name: dynamic-node
    spec:
      autoSizingReserved: true
      machineConfigPoolSelector:
        matchLabels:
          pools.operator.machineconfiguration.openshift.io/worker: ""
    #...

    各項目の説明:

    metadata.name
    CR の名前を指定します。
    spec.autoSizingReserved
    OpenShift Container Platform が、指定されたラベルに関連付けられたノード上で、システム予約 リソースを決定および割り当てるかどうかを指定します。これらのノードでの自動割り当てを有効にするには、true に設定してください。これらのノードでの自動割り当てを無効にするには、false に設定してください。
    spec.machineConfigPoolSelector.matchLabels
    マシン設定プールから、自動リソース割り当てを有効または無効にするラベルを指定します。

    上記の例では、すべてのワーカーノードでリソースの自動割り当てを有効にします。OpenShift Container Platform はノードの drain (Pod の退避) を実行し、kubelet 設定を適用してノードを再起動します。

  2. 次のコマンドを入力して CR を作成します。

    $ oc create -f <file_name>.yaml

検証

  1. 次のコマンドを入力して、設定したノードにログインします。

    $ oc debug node/<node_name>
  2. /host をデバッグシェル内のルートディレクトリーとして設定します。

    # chroot /host
  3. /etc/node-sizing.env ファイルを表示します。

    出力例

    SYSTEM_RESERVED_MEMORY=3Gi
    SYSTEM_RESERVED_CPU=0.08

    kubelet は、/etc/node-sizing.env ファイルの system-reserved 値を使用します。上記の例では、ワーカーノードには 0.08 CPU および 3 Gi のメモリーが割り当てられます。更新が適用されるまでに数分の時間がかかることがあります。

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