2.5.4.7. OOM イベント後のカスタムのメモリー増加量


クラスターで OOM (メモリー不足) イベントが発生した場合、Vertical Pod Autoscaler Operator (VPA) はメモリーの推奨値を増やします。この推奨値は、OOM イベントの発生時に観測されたメモリー消費量と、将来的なメモリー不足によるクラッシュを防ぐために指定された乗数に基づいています。

推奨値は、OOM イベント発生時に Pod によって使用されていたメモリー使用量に指定バイト数または指定パーセンテージを掛けて算出される値のうち、どちらか大きい方です。計算は次の式で表されます。

recommendation = max(memory-usage-in-oom-event + oom-min-bump-up-bytes, memory-usage-in-oom-event * oom-bump-up-ratio)

メモリーの増加量は、レコメンダー Pod で次の値を指定して設定できます。

  • oom-min-bump-up-bytes。この値 (バイト単位) は、OOM イベントが発生した後のメモリーの具体的な増加量です。デフォルトは 100MiB です。
  • oom-bump-up-ratio。この値は、OOM イベント発生時のメモリーの増加率です。デフォルト値は 1.2 です。

たとえば、OOM イベント中の Pod メモリー使用量が 100 MB で、oom-min-bump-up-bytes が 150 MB に設定され、oom-min-bump-ratio が 1.2 に設定されている場合。OOM イベントの後、VPA では、その Pod のメモリー要求を 120 MB (100 MB * 1.2) よりも高い 150 MB に増やすことを推奨します。

レコメンダーの Deployment オブジェクトの例

apiVersion: apps/v1
kind: Deployment
metadata:
  name: vpa-recommender-default
  namespace: openshift-vertical-pod-autoscaler
# ...
spec:
# ...
  template:
# ...
    spec
      containers:
      - name: recommender
        args:
        - --oom-bump-up-ratio=2.0
        - --oom-min-bump-up-bytes=524288000
# ...

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