第8章 ネットワークポリシー


管理者は、netobserv namespace 用のネットワークポリシーを作成できます。このポリシーにより、Network Observability Operator への受信および送信アクセスを保護します。

8.1. FlowCollector カスタムリソースを使用したネットワークポリシーの設定

Pod のトラフィックを制御するために、Ingress および Egress ネットワークポリシーを設定できます。これにより、セキュリティーが強化され、必要なネットワークフローデータだけが収集されます。これにより、ノイズが削減され、コンプライアンスがサポートされるとともに、ネットワーク通信に対する可視性が向上します。

FlowCollector カスタムリソース (CR) を設定することで、Network Observability 用の Egress および Ingress ネットワークポリシーをデプロイできます。デフォルトでは、spec.NetworkPolicy.enable 仕様は true に設定されています。

ネットワークポリシーを持つ別の namespace に Loki、Kafka、または任意のエクスポーターをインストールした場合は、Network Observability コンポーネントがそれらと通信できることを確認する必要があります。セットアップについて、次の点を考慮してください。

  • Loki への接続 (FlowCollector CR の spec.loki パラメーターで定義)
  • Kafka への接続 (FlowCollector CR の spec.kafka パラメーターで定義)
  • 任意のエクスポーターへの接続 (FlowCollector CR の spec.exporters パラメーターで定義)
  • Loki を使用していて、Loki をポリシーターゲットに含める場合は、外部オブジェクトストレージへの接続 (LokiStack 関連のシークレットで定義)

手順

  1. Web コンソールで、Ecosystem Installed Operators ページに移動します。
  2. Network ObservabilityProvided APIs という見出しの下で、Flow Collector を選択します。
  3. cluster を選択し、YAML タブを選択します。
  4. FlowCollector CR を設定します。設定例は次のとおりです。

    ネットワークポリシー用の FlowCollector CR の例

    apiVersion: flows.netobserv.io/v1beta2
    kind: FlowCollector
    metadata:
      name: cluster
    spec:
      namespace: netobserv
      networkPolicy:
        enable: true 
    1
    
        additionalNamespaces: ["openshift-console", "openshift-monitoring"] 
    2
    
    # ...
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    1
    デフォルトでは、enable 値は true です。
    2
    デフォルト値は ["openshift-console", "openshift-monitoring"] です。
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