4.3. OpenShift Virtualization への Hosted Control Plane のデプロイ


Hosted Control Plane と OpenShift Virtualization を使用すると、KubeVirt 仮想マシンによってホストされるワーカーノードを含む OpenShift Container Platform クラスターを作成できます。OpenShift Virtualization 上の Hosted Control Plane には、次のようないくつかの利点があります。

  • Hosted Control Plane とホステッドクラスターを同じ基盤となるベアメタルインフラストラクチャーにまとめることで、リソースの使用率が向上する
  • Hosted Control Plane とホステッドクラスターを分離して強力な分離を実現する
  • ベアメタルノードのブートストラッププロセスを排除することで、クラスターのプロビジョニング時間を短縮する
  • 同じベース OpenShift Container Platform クラスターで多くのリリースを管理する

Hosted Control Plane 機能はデフォルトで有効になっています。

Hosted Control Plane のコマンドラインインターフェイス (hcp) を使用して、OpenShift Container Platform のホステッドクラスターを作成できます。ホステッドクラスターは、マネージドクラスターとして自動的にインポートされます。この自動インポート機能を無効にする場合は、「multicluster engine Operator へのホステッドクラスターの自動インポートの無効化」を参照してください。

4.3.1. OpenShift Virtualization に Hosted Control Plane をデプロイするための要件

OpenShift Virtualization に Hosted Control Plane をデプロイする準備をする際には、次の情報を考慮してください。

  • 管理クラスターはベアメタル上で実行してください。
  • 各ホステッドクラスターの名前がクラスター全体で一意である。
  • ホステッドクラスター名として clusters を使用しない。
  • ホステッドクラスターは、multicluster engine Operator のマネージドクラスターの namespace には作成できない。
  • Hosted Control Plane のストレージを設定する場合は、etcd の推奨プラクティスを考慮してください。レイテンシー要件を満たすには、各コントロールプレーンノードで実行されるすべての Hosted Control Plane の etcd インスタンス専用の高速ストレージデバイスを使用します。LVM ストレージを使用して、ホストされた etcd Pod のローカルストレージクラスを設定できます。詳細は、「推奨される etcd プラクティス」および「論理ボリュームマネージャーストレージを使用した永続ストレージ」を参照してください。

4.3.1.1. 前提条件

OpenShift Virtualization 上に OpenShift Container Platform クラスターを作成するには、以下の前提条件を満たす必要があります。

  • KUBECONFIG 環境変数で指定された OpenShift Container Platform クラスター、バージョン 4.14 以降への管理者アクセスを持っている。
  • OpenShift Container Platform 管理クラスターで、ワイルドカード DNS ルートが有効になっている。次のコマンドを参照してください。

    $ oc patch ingresscontroller -n openshift-ingress-operator default \
      --type=json \
      -p '[{ "op": "add", "path": "/spec/routeAdmission", "value": {wildcardPolicy: "WildcardsAllowed"}}]'
  • OpenShift Container Platform 管理クラスターに、OpenShift Virtualization バージョン 4.14 以降がインストールされている。詳細は、「Web コンソールを使用した OpenShift Virtualization のインストール」を参照してください。
  • OpenShift Container Platform 管理クラスターはオンプレミスのベアメタルである。
  • OpenShift Container Platform 管理クラスターが、デフォルトの Pod ネットワーク Container Network Interface (CNI) として OVNKubernetes を使用するように設定されている。CNI が OVN-Kubernetes の場合にのみ、ノードのライブマイグレーションがサポートされます。
  • OpenShift Container Platform 管理クラスターにはデフォルトのストレージクラスがある。詳細は、「インストール後のストレージ設定」を参照してください。次の例は、デフォルトのストレージクラスを設定する方法を示しています。

    $ oc patch storageclass ocs-storagecluster-ceph-rbd \
      -p '{"metadata": {"annotations":{"storageclass.kubernetes.io/is-default-class":"true"}}}'
  • quay.io/openshift-release-dev リポジトリーの有効なプルシークレットファイルがある。詳細は、「user-provisioned infrastructure を使用して任意の x86_64 プラットフォームに OpenShift をインストールする」を参照してください。
  • Hosted Control Plane コマンドラインインターフェイスがインストール済みである。
  • ロードバランサーを設定した。詳細は、「MetalLB の設定」を参照してください。
  • ネットワークパフォーマンスを最適化するために、KubeVirt 仮想マシンをホストする OpenShift Container Platform クラスターで 9000 以上のネットワーク最大伝送単位 (MTU) を使用している。低い MTU 設定を使用すると、ネットワーク遅延とホストされる Pod のスループットに影響があります。MTU が 9000 以上の場合にのみ、ノードプールでマルチキューを有効にします。

    重要

    インストール後のタスクとしてクラスターの MTU 値を変更することはできません。

  • multicluster engine Operator には、少なくとも 1 つのマネージド OpenShift Container Platform クラスターがある。local-cluster は自動的にインポートされます。local-cluster の詳細は、multicluster engine Operator ドキュメントの「高度な設定」を参照してください。次のコマンドを実行して、ハブクラスターの状態を確認できます。

    $ oc get managedclusters local-cluster
  • OpenShift Virtualization 仮想マシンをホストする OpenShift Container Platform クラスターで、ライブマイグレーションを有効化できるように ReadWriteMany (RWX) ストレージクラスを使用している。

4.3.1.2. ファイアウォールのポートの要件

管理クラスター、コントロールプレーン、ホステッドクラスター間でポートが通信できるように、ファイアウォールとポートの要件を満たしていることを確認します。

  • kube-apiserver サービスはデフォルトでポート 6443 で実行され、コントロールプレーンコンポーネント間の通信には ingress アクセスが必要です。

    • NodePort 公開ストラテジーを使用する場合は、kube-apiserver サービスに割り当てられたノードポートが公開されていることを確認してください。
    • MetalLB ロードバランシングを使用する場合は、ロードバランサーの IP アドレスに使用される IP 範囲への ingress アクセスを許可します。
  • NodePort 公開ストラテジーを使用する場合は、ignition-server および Oauth-server 設定にファイアウォールルールを使用します。
  • konnectivity エージェントは、ホステッドクラスター上で双方向通信を可能にするリバーストンネルを確立し、ポート 6443 でクラスター API サーバーアドレスへの egress アクセスを必要とします。この egress アクセスを使用すると、エージェントは kube-apiserver サービスにアクセスできます。

    • クラスター API サーバーのアドレスが内部 IP アドレスの場合は、ワークロードサブネットからポート 6443 の IP アドレスへのアクセスを許可します。
    • アドレスが外部 IP アドレスの場合は、ノードからその外部 IP アドレスにポート 6443 で送信できるように許可します。
  • デフォルトのポート 6443 を変更する場合は、その変更を反映するようにルールを調整します。
  • クラスター内で実行されるワークロードに必要なポートがすべて開いていることを確認してください。
  • ファイアウォールルール、セキュリティーグループ、またはその他のアクセス制御を使用して、必要なソースだけにアクセスを制限します。必要な場合を除き、ポートを公開しないでください。
  • 実稼働環境の場合は、ロードバランサーを使用して、単一の IP アドレスによるアクセスを簡素化します。
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