5.17. OADP のバックアップ


5.17.1. アプリケーションのバックアップ

Kopia または Restic を使用して、スナップショット、CSI、またはファイルシステムバックアップによる バックアップ カスタムリソース (CR) を作成することで、アプリケーションをバックアップします。

頻繁にバックアップを行うと、Backup Storage Location のストレージが消費される可能性があります。S3 バケットなどの非ローカルバックアップを使用する場合は、バックアップの頻度、保持期間、永続ボリューム (PV) のデータ量を確認してください。すべてのバックアップは有効期限が切れるまで保持されるため、スケジュールの有効期限 (TTL) 設定を確認してください。

OADP を使用してアプリケーションをバックアップする際の以下の情報を確認してください。

  • Backup CR は、Kubernetes リソースと内部イメージのバックアップファイルを S3 オブジェクトストレージに作成します。
  • Velero のスナップショット機能を使用して永続ボリュームに保存されているデータをバックアップする場合、OpenShift オブジェクトデータとともに、スナップショット関連の情報のみが S3 バケットに保存されます。
  • クラウドプロバイダーがネイティブスナップショット API を備えている場合、または CSI スナップショットをサポートしている場合、Backup CR はスナップショットを作成することによって永続ボリューム (PV) をバックアップします。CSI スナップショットの操作に関する詳細は、CSI スナップショットを使用した永続ボリュームのバックアップを 参照してください。CSI ボリュームスナップショットの詳細は、CSI ボリュームスナップショット を参照してください。
  • 基盤となるストレージまたはバックアップバケットが同じクラスターの一部である場合、障害発生時にデータが失われる可能性があります。バックアップストレージは必ずクラスター外に設定してください。
  • クラウドプロバイダーがスナップショットをサポートしていない場合、またはアプリケーションが NFS データボリューム上にある場合は、Kopia または Restic を使用してバックアップを作成できます。ファイルシステムバックアップを使用したアプリケーションのバックアップ: Kopia または Restic を 参照してください。
  • バックアップ操作の前または後にコマンドを実行するためのバックアップフックを作成できます。バックアップフックの作成を 参照してください。
  • Backup CR の代わりに Schedule CR を作成することにより、バックアップをスケジュールできます。Schedule CR を使用したバックアップのスケジューリング設定 を参照してください。
  • OpenShift Container Platform 4.20 は、Restic 復元プロセス中に Pod の準備を妨げる可能性のある Pod セキュリティーアドミッション (PSA) ポリシーを適用します。

    この問題は OADP 1.1.6 および OADP 1.2.2 リリースで解決されており、これらのリリースにアップグレードすることが推奨されます。

    詳細は、PSA ポリシーの変更により Red Hat OpenShift Container Platform 4.15 で Restic リストアが部分的に失敗する を参照してください。

重要

OpenShift API for Data Protection (OADP) は、他のソフトウェアで作成されたボリュームスナップショットのバックアップをサポートしていません。

重要

…/.snapshot ディレクトリーは、複数の NFS サーバーによって使用されるスナップショットコピーディレクトリーです。このディレクトリーにはデフォルトで読み取り専用アクセスが設定されているため、Velero はこのディレクトリーに復元できません。

Velero に .snapshot ディレクトリーへの書き込みアクセス権を付与しないでください。また、このディレクトリーへのクライアントアクセスを無効にしてください。

5.17.1.1. バックアップと復元を実行する前にリソースをプレビューする

バックアップおよび復元操作の予行演習を行うことで、バックアップおよび復元リソースを事前に確認しておきましょう。これにより、完全バックアップまたは復元を実行する前に、どのリソースが含まれるかを確認できます。

OADP は、タイプ、namespace、またはラベルに基づいてアプリケーションリソースをバックアップします。そのため、バックアップが完了した後にリソースを確認できます。同様に、復元操作が完了した後も、namespace、永続ボリューム (PV)、またはラベルに基づいて、復元されたオブジェクトを確認できます。

前提条件

  • OADP Operator がインストールされている。

手順

  1. 実際のバックアップを実行する前に、バックアップに含まれるリソースをプレビューするには、次のコマンドを実行します。

    $ velero backup create <backup-name> --snapshot-volumes false

    --snapshot-volumes パラメーターの値を false に指定します。

  2. バックアップリソースの詳細を確認するには、次のコマンドを実行します。

    $ velero describe backup <backup_name> --details

    <backup_name> を バックアップの名前に置き換えてください。

  3. 実際の復元を実行する前に、復元に含まれるリソースをプレビューするには、次のコマンドを実行します。

    $ velero restore create --from-backup <backup_name>

    <backup_name> を バックアップの名前に置き換えてください。

    重要

    velero restore create コマンドは、クラスター内に復元リソースを作成します。リソースを確認した後、復元中に作成されたリソースを削除する必要があります。

  4. 復元リソースの詳細を確認するには、次のコマンドを実行します。

    $ velero describe restore <restore_name> --details

    <restore_name> を 復元の名前に置き換えてください。

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