8.2.5.2. Intel E810 NIC ハードウェア設定リファレンス


ここでは、Intel E810 ハードウェアプラグイン を使用して E810 ネットワークインターフェイスを PTP グランドマスタークロックとして設定する方法を説明します。

ハードウェアピンの設定により、ネットワークインターフェイスがシステム内の他のコンポーネントやデバイスとどのようにやり取りするかが決まります。Intel E810 NIC には、外部 1PPS 信号用のコネクターが 4 つあります (SMA1SMA2U.FL1U.FL2)。

Expand
表8.3 Intel E810 NIC ハードウェアコネクターの設定
ハードウェアピン推奨設定説明

U.FL1

0 1

U.FL1 コネクター入力を無効にします。U.FL1 コネクターは出力専用です。

U.FL2

0 2

U.FL2 コネクター出力を無効にします。U.FL2 コネクターは入力専用です。

SMA1

0 1

SMA1 コネクター入力を無効にします。SMA1 コネクターは双方向です。

SMA2

0 2

SMA2 コネクター出力を無効にします。SMA2 コネクターは双方向です。

次の例に示すように、spec.profile.plugins.e810.pins パラメーターを使用して、Intel E810 NIC のピン設定を行うことができます。

pins:
      <interface_name>:
        <connector_name>: <function> <channel_number>

ここでは、以下のようになります。

<function>: ピンのロールを指定します。以下の値は、pin ロールに関連付けられています。

  • 0: 無効
  • 1: Rx (受信タイムスタンプ)
  • 2:Tx (送信タイムスタンプ)

<channel number>: 物理コネクターに関連付けられた番号。次のチャネル番号が物理コネクターに関連付けられています。

  • 1: SMA1 または U.FL1
  • 2: SMA2 または U.FL2

例:

  • 0 1: SMA1 または U.FL1 にマッピングされたピンを無効にします。
  • 1 2: Rx 機能を SMA2 または U.FL2 に割り当てます。
注記

SMA1 コネクターと U.FL1 コネクターはチャネル 1 を共有します。SMA2 コネクターと U.FL2 コネクターはチャネル 2 を共有します。

PtpConfig カスタムリソース (CR) で GNSS クロックを設定するには、spec.profile.plugins.e810.ublxCmds パラメーターを設定します。

重要

T-GM GPS アンテナケーブルシグナルの遅延を補正するには、オフセット値を設定する必要があります。最適な T-GM アンテナオフセット値を設定するには、GNSS アンテナケーブルシグナルの遅延を正確に測定します。Red Hat はこの測定をサポートしたり、必要な遅延オフセットの値を提供したりすることはできません。

これらの ublxCmds スタンザはそれぞれ、ubxtool コマンドを使用してホスト NIC に適用する設定と対応しています。以下に例を示します。

ublxCmds:
  - args:
      - "-P"
      - "29.20"
      - "-z"
      - "CFG-HW-ANT_CFG_VOLTCTRL,1"
      - "-z"
      - "CFG-TP-ANT_CABLEDELAY,<antenna_delay_offset>"
    reportOutput: false

ここでは、以下のようになります。

CFG-TP-ANT_CABLEDELAY、<antenna_delay_offset>
測定された T-GM アンテナ遅延オフセット (ナノ秒単位)。必要な遅延オフセット値を取得するには、外部テスト機器を使用してケーブル遅延を測定する必要があります。

次の表は、同等の ubxtool コマンドを示しています。

Expand
表8.4 Intel E810 ublxCmds の設定
ubxtool コマンド説明

ubxtool -P 29.20 -z CFG-HW-ANT_CFG_VOLTCTRL,1 -z CFG-TP-ANT_CABLEDELAY,<antenna_delay_offset>

アンテナ電圧制御を有効にし、UBX-MON-RF および UBX-INF-NOTICE ログメッセージでアンテナステータスの報告を許可し、GPS アンテナケーブルシグナルの遅延をオフセットする <antenna_delay_offset> 値をナノ秒単位で設定します。

ubxtool -P 29.20 -e GPS

アンテナが GPS 信号を受信できるようにします。

ubxtool -P 29.20 -d Galileo

Galileo GPS 衛星から信号を受信するようにアンテナを設定します。

ubxtool -P 29.20 -d GLONASS

アンテナが GLONASS GPS 衛星から信号を受信できないようにします。

ubxtool -P 29.20 -d BeiDou

アンテナが BeiDou GPS 衛星から信号を受信できないようにします。

ubxtool -P 29.20 -d SBAS

アンテナが SBAS GPS 衛星から信号を受信できないようにします。

ubxtool -P 29.20 -t -w 5 -v 1 -e SURVEYIN,600,50000

GNSS 受信機のサーベイインプロセスを設定して、初期位置の推定を改善します。最適な結果が得られるまでに最大 24 時間かかる場合があります。

ubxtool -P 29.20 -p MON-HW

ハードウェアの自動スキャンを 1 回実行し、NIC の状態と構成設定を報告します。

Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

Red Hat ドキュメントについて

Legal Notice

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る