3.14. Metrics Server の監査ログの設定
Metrics Server の監査ログを設定して、サーバー問題のトラブルシューティングに役立てることができます。監査ログには、クラスター内のアクションシーケンスが記録されます。ユーザー、アプリケーション、コントロールプレーンのアクティビティーも記録できます。
記録するイベントと、そこに含めるデータを指定する監査ログルールを設定できます。その場合、次の監査プロファイルを使用します。
- Metadata (デフォルト): このプロファイルでは、ユーザー、タイムスタンプ、リソース、verb などのイベントメタデータのロギングが有効になります。リクエストとレスポンスのボディーは記録されません。
- Request: イベントメタデータとリクエストのボディーのロギングが有効になりますが、レスポンスのボディーは記録されません。この設定は、リソースリクエスト以外には適用されません。
- RequestResponse: イベントメタデータと、リクエストおよびレスポンスのボディーのロギングが有効になります。この設定は、リソースリクエスト以外には適用されません。
- None: 前述のイベントはいずれも記録されません。
監査プロファイルは、cluster-monitoring-config
config map を変更することで設定できます。次の例では、プロファイルを Request
に設定して、Metrics Server のイベントメタデータとリクエストのボディーのロギングを有効にします。
apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: cluster-monitoring-config namespace: openshift-monitoring data: config.yaml: | metricsServer: audit: profile: Request