3.5. 追加で有効な機能を設定することによるクラスター機能の有効化
クラスター管理者は、OpenShift Container Platform のインストール後、additionalEnabledCapabilities
設定パラメーターを設定することで、いつでもクラスター機能を有効にできます。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。
手順
次のコマンドを実行して、追加の有効な機能を表示します。
$ oc get clusterversion version -o jsonpath='{.spec.capabilities.additionalEnabledCapabilities}{"\n"}'
出力例
["openshift-samples"]
additionalEnabledCapabilities
設定パラメーターを設定するには、次のコマンドを実行します。$ oc patch clusterversion/version --type merge -p '{"spec":{"capabilities":{"additionalEnabledCapabilities":["openshift-samples", "marketplace"]}}}'
クラスターですでに有効になっている機能を無効にすることはできません。クラスターバージョン Operator (CVO) は、クラスターですでに有効になっている機能を調整し続けます。
機能を無効にしようとすると、CVO は異なる仕様を示します。
$ oc get clusterversion version -o jsonpath='{.status.conditions[?(@.type=="ImplicitlyEnabledCapabilities")]}{"\n"}'
出力例
{"lastTransitionTime":"2022-07-22T03:14:35Z","message":"The following capabilities could not be disabled: openshift-samples","reason":"CapabilitiesImplicitlyEnabled","status":"True","type":"ImplicitlyEnabledCapabilities"}
クラスターのアップグレード中に、特定の機能が暗黙的に有効になる可能性があります。アップグレード前にクラスターでリソースがすでに実行されていた場合には、そのリソースに含まれるすべての機能が有効になります。たとえば、クラスターのアップグレード中に、そのクラスターですでに実行中のリソースが、システムにより marketplace
機能に含まれるように、変更される場合などです。クラスター管理者が marketplace
機能を明示的に有効にしていなくても、システムによって暗黙的に有効にされています。