1.10. ベアメタルのサンプル install-config.yaml ファイル
install-config.yaml
ファイルをカスタマイズして、OpenShift Container Platform クラスターのプラットフォームに関する詳細を指定するか、必要なパラメーターの値を変更することができます。
apiVersion: v1 baseDomain: example.com compute: - name: worker replicas: 0 controlPlane: name: master replicas: 1 metadata: name: sno-cluster networking: clusterNetwork: - cidr: 10.128.0.0/14 hostPrefix: 23 networkType: OVNKubernetes serviceNetwork: - 172.30.0.0/16 platform: none: {} fips: false pullSecret: '{"auths": ...}' sshKey: 'ssh-ed25519 AAAA...'
apiVersion: v1
baseDomain: example.com
compute:
- name: worker
replicas: 0
controlPlane:
name: master
replicas: 1
metadata:
name: sno-cluster
networking:
clusterNetwork:
- cidr: 10.128.0.0/14
hostPrefix: 23
networkType: OVNKubernetes
serviceNetwork:
- 172.30.0.0/16
platform:
none: {}
fips: false
pullSecret: '{"auths": ...}'
sshKey: 'ssh-ed25519 AAAA...'
- 1
- クラスターのベースドメイン。すべての DNS レコードはこのベースのサブドメインである必要があり、クラスター名が含まれる必要があります。
- 2 4
controlPlane
セクションは単一マッピングですが、compute
セクションはマッピングのシーケンスになります。複数の異なるデータ構造の要件を満たすには、compute
セクションの最初の行はハイフン-
で始め、controlPlane
セクションの最初の行はハイフンで始めることができません。1 つのコントロールプレーンプールのみが使用されます。- 3
- このパラメーターは、インストールプロセスをトリガーする前に、エージェントベースのインストールが検出を待機するコンピュートマシンの数を制御します。これは、生成された ISO で起動する必要があるコンピューティングマシンの数です。注記
3 ノードクラスターをインストールする場合は、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシンをインストールする際にコンピュートマシンをデプロイしないでください。
- 5
- クラスターに追加するコントロールプレーンマシンの数。クラスターをこれらの値をクラスターの etcd エンドポイント数として使用するため、値はデプロイするコントロールプレーンマシンの数に一致する必要があります。
- 6
- DNS レコードに指定したクラスター名。
- 7
- Pod IP アドレスの割り当てに使用する IP アドレスのブロック。このブロックは既存の物理ネットワークと重複できません。これらの IP アドレスは Pod ネットワークに使用されます。外部ネットワークから Pod にアクセスする必要がある場合、ロードバランサーおよびルーターを、トラフィックを管理するように設定する必要があります。注記
クラス E の CIDR 範囲は、将来の使用のために予約されています。クラス E CIDR 範囲を使用するには、ネットワーク環境がクラス E CIDR 範囲内の IP アドレスを受け入れるようにする必要があります。
- 8
- それぞれの個別ノードに割り当てるサブネット接頭辞長。たとえば、
hostPrefix
が23
に設定されている場合、各ノードに指定のcidr
から/23
サブネットが割り当てられます。これにより、510 (2^(32 - 23) - 2) Pod IP アドレスが許可されます。外部ネットワークからのノードへのアクセスを提供する必要がある場合には、ロードバランサーおよびルーターを、トラフィックを管理するように設定します。 - 9
- インストールするクラスターネットワークプラグイン。サポートされる値はデフォルト値の
OVNKubernetes
のみです。 - 10
- サービス IP アドレスに使用する IP アドレスプール。1 つの IP アドレスプールのみを入力できます。このブロックは既存の物理ネットワークと重複できません。外部ネットワークからサービスにアクセスする必要がある場合、ロードバランサーおよびルーターを、トラフィックを管理するように設定します。
- 11
- 単一ノードクラスターの場合は、プラットフォームを
none
に設定しなくてはなりません。マルチノードクラスターの場合は、プラットフォームをvsphere
、baremetal
、またはnone
に設定できます。注記プラットフォームを
vsphere
またはbaremetal
に設定すると、次の 3 つの方法でクラスターノードの IP アドレスエンドポイントを設定できます。- IPv4
- IPv6
- IPv4 と IPv6 の並列 (デュアルスタック)
デュアルスタックネットワーキングの例
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow networking: clusterNetwork: - cidr: 172.21.0.0/16 hostPrefix: 23 - cidr: fd02::/48 hostPrefix: 64 machineNetwork: - cidr: 192.168.11.0/16 - cidr: 2001:DB8::/32 serviceNetwork: - 172.22.0.0/16 - fd03::/112 networkType: OVNKubernetes platform: baremetal: apiVIPs: - 192.168.11.3 - 2001:DB8::4 ingressVIPs: - 192.168.11.4 - 2001:DB8::5
networking: clusterNetwork: - cidr: 172.21.0.0/16 hostPrefix: 23 - cidr: fd02::/48 hostPrefix: 64 machineNetwork: - cidr: 192.168.11.0/16 - cidr: 2001:DB8::/32 serviceNetwork: - 172.22.0.0/16 - fd03::/112 networkType: OVNKubernetes platform: baremetal: apiVIPs: - 192.168.11.3 - 2001:DB8::4 ingressVIPs: - 192.168.11.4 - 2001:DB8::5
- 12
- FIPS モードを有効または無効にするかどうか。デフォルトでは、FIPS モードは有効にされません。FIPS モードが有効にされている場合、OpenShift Container Platform が実行される Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシンがデフォルトの Kubernetes 暗号スイートをバイパスし、代わりに RHCOS で提供される暗号モジュールを使用します。重要
FIPS モードでブートされた Red Hat Enterprise Linux (RHEL) または Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) を実行する場合、OpenShift Container Platform コアコンポーネントは、x86_64、ppc64le、および s390x アーキテクチャーのみで、FIPS 140-2/140-3 検証のために NIST に提出された RHEL 暗号化ライブラリーを使用します。
- 13
- このプルシークレットを使用し、OpenShift Container Platform コンポーネントのコンテナーイメージを提供する Quay.io など、組み込まれた各種の認証局によって提供されるサービスで認証できます。
- 14
- Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) の
core
ユーザーの SSH 公開鍵。注記インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、
ssh-agent
プロセスが使用する SSH キーを指定します。