4.2. TempoStack 設定パラメーターの概要


TempoStack カスタムリソース (CR) は、Distributed Tracing Platform のリソースを作成するためのアーキテクチャーと設定を定義したものです。これらのパラメーターを変更して、実装をビジネスニーズに合わせてカスタマイズできます。

TempoStack CR の例

apiVersion: tempo.grafana.com/v1alpha1 
1

kind: TempoStack 
2

metadata: 
3

  name: <name> 
4

spec: 
5

  storage: {} 
6

  resources: {} 
7

  replicationFactor: 1 
8

  retention: 
9

    global:
      traces: 48h
    perTenant: {}
  template:
      distributor: {} 
10

      ingester: {} 
11

      compactor: {} 
12

      querier: {} 
13

      queryFrontend: {} 
14

      gateway: {} 
15

  limits: 
16

    global:
      ingestion: {} 
17

      query: {} 
18

  observability: 
19

    grafana: {}
    metrics: {}
    tracing: {}
  search: {} 
20

  managementState: managed 
21
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1
オブジェクトの作成時に使用する API バージョン。
2
作成する Kubernetes オブジェクトの種類を定義します。
3
name の文字列、UID、オプションの namespace などのオブジェクトを一意に識別するデータ。OpenShift Container Platform は UID を自動的に生成し、オブジェクトが作成されるプロジェクトの名前で namespace を完了します。
4
TempoStack インスタンスの名前。
5
TempoStack インスタンスのすべての設定パラメーターが含まれます。すべての Tempo コンポーネントに共通の定義が必要な場合は、spec セクションで定義します。定義が個々のコンポーネントに関連している場合は、spec.template.<component> セクションに配置します。
6
ストレージはインスタンスのデプロイメント時に指定されます。インスタンスのストレージオプションの詳細は、インストールページを参照してください。
7
Tempo コンテナーのコンピュートリソースを定義します。
8
スパンを受け入れる前にディストリビューターからのデータを確認する必要があるインジェスターの数を表す整数値。
9
トレースの保持に関する設定オプション。デフォルト値は 48h です。
10
Tempo distributor コンポーネントの設定オプション。
11
Tempo ingester コンポーネントの設定オプション。
12
Tempo compactor コンポーネントの設定オプション。
13
Tempo querier コンポーネントの設定オプション。
14
Tempo query-frontend コンポーネントの設定オプション。
15
Tempo gateway コンポーネントの設定オプション。
16
取り込みとクエリーのレートを制限します。
17
取り込みの流量制御を定義します。
18
クエリーの流量制御を定義します。
19
テレメトリーデータを処理するためのオペランドを設定します。
20
検索機能を設定します。
21
この CR が Operator によって管理されるかどうかを定義します。デフォルト値は managed です。
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表4.1 TempoStack CR のパラメーター
パラメーター説明デフォルト値

apiVersion:

オブジェクトの作成時に使用する API バージョン。

tempo.grafana.com/v1alpha1

tempo.grafana.com/v1alpha1

kind:

作成する Kubernetes オブジェクトの種類を定義します。

tempo

 

metadata:

name の文字列、UID、オプションの namespace などのオブジェクトを一意に識別するデータ。

 

OpenShift Container Platform は UID を自動的に生成し、オブジェクトが作成されるプロジェクトの名前で namespace を完了します。

name:

オブジェクトの名前。

TempoStack インスタンスの名前。

tempo-all-in-one-inmemory

spec:

作成するオブジェクトの仕様。

TempoStack インスタンスのすべての設定パラメーターが含まれています。すべての Tempo コンポーネントの共通定義が必要な場合、spec ノードで定義されます。個々のコンポーネントに関連する定義は、spec.template.<component> ノードに置かれます。

該当なし

resources:

TempoStack インスタンスに割り当てられたリソース。

  

storageSize:

Ingester PVC のストレージサイズ。

  

replicationFactor:

レプリケーション係数の設定。

  

retention:

トレースの保持に関する設定オプション。

  

storage:

ストレージを定義する設定オプション。

  

template.distributor:

Tempo ディストリビューターの設定オプション。

  

template.ingester:

Tempo インジェスターの設定オプション。

  

template.compactor:

Tempo コンパクターの設定オプション。

  

template.querier:

Tempo クエリアーの設定オプション。

  

template.queryFrontend:

Tempo クエリーフロントエンドの設定オプション。

  

template.gateway:

Tempo ゲートウェイの設定オプション。

  
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