3.12. Multiarch Tuning Operator のリリースノート


Multiarch Tuning Operator は、マルチアーキテクチャークラスター内およびマルチアーキテクチャー環境に移行するシングルアーキテクチャークラスター内のワークロード管理を最適化します。

これらのリリースノートでは、Multiarch Tuning Operator の開発を追跡します。

詳細は、Multiarch Tuning Operator を使用してマルチアーキテクチャークラスター上のワークロードを管理する を参照してください。

3.12.1. Multiarch Tuning Operator 1.1.1 のリリースノート

発行日: 2025 年 5 月 27 日

3.12.1.1. バグ修正

  • 以前は、Pod 配置オペランドが、プルシークレットのホスト名にワイルドカードエントリーを使用してレジストリーを認証することをサポートしていませんでした。そのため、イメージをプルするときの Kubelet の動作に一貫性がありませんでした。Kubelet はワイルドカードエントリーをサポートしていましたが、オペランドにはホスト名の正確なマッチが必要であったためです。その結果、レジストリーがワイルドカードホスト名を使用する場合にイメージのプルが予期せず失敗する可能性がありました。

    このリリースでは、Pod 配置オペランドはワイルドカードホスト名を含むプルシークレットをサポートしています。これにより、イメージ認証とプルの一貫性と信頼性が確保されます。

  • 以前は、すべての再試行の実行後にイメージ検査が失敗し、nodeAffinityScoring プラグインが有効である場合、Pod 配置オペランドによって誤った nodeAffinityScoring ラベルが適用されていました。

    このリリースでは、イメージ検査が失敗した場合でも、オペランドは nodeAffinityScoring ラベルを正しく設定します。このラベルは、スケジュールの正確性と一貫性を確保するために、必要なアフィニティープロセスとは別に適用されます。

3.12.2. Multiarch Tuning Operator 1.1.0 のリリースノート

発行日: 2025 年 3 月 18 日

3.12.2.1. 新機能および機能拡張

  • Multiarch Tuning Operator は、ROSA with Hosted Control Plane (HCP) やその他の HCP 環境など、マネージドサービスでサポートされるようになりました。
  • このリリースでは、ClusterPodPlacementConfig オブジェクトの新しい plugins フィールドを使用して、アーキテクチャーを考慮したワークロードスケジューリングを設定できます。plugins.nodeAffinityScoring フィールドを使用して、Pod 配置用のアーキテクチャー優先設定を指定できます。nodeAffinityScoring プラグインを有効にすると、スケジューラーによって、まず Pod の要件を満たさないノードが除外されます。次に、nodeAffinityScoring.platforms フィールドで定義されたアーキテクチャースコアに基づいて、残りのノードに優先順位が付けられます。

3.12.2.2. バグ修正

  • このリリースでは、Multiarch Tuning Operator は、デーモンセットによって管理される Pod の nodeAffinity フィールドを更新しません。(OCPBUGS-45885)

3.12.3. Multiarch Tuning Operator 1.0.0 のリリースノート

発行日: 2024 年 10 月 31 日

3.12.3.1. 新機能および機能拡張

  • このリリースでは、Multiarch Tuning Operator はカスタムネットワークシナリオとクラスター全体のカスタムレジストリー設定をサポートします。
  • このリリースでは、Multiarch Tuning Operator が新しく作成された Pod に追加する Pod ラベルを使用して、アーキテクチャーの互換性に基づき Pod を識別できます。
  • このリリースでは、Cluster Monitoring Operator に登録されているメトリクスとアラートを使用して、Multiarch Tuning Operator の動作を監視できます。
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