1.10. ノード上に IP over InfiniBand インターフェイスを作成する
OpenShift Container Platform Web コンソールで、IP over InfiniBand (IPoIB)モードをサポートする NVIDIA Network Operator などの Red Hat 認定サードパーティー Operator をインストールできます。サードパーティー Operator は、通常、OpenShift Container Platform クラスター内のリソースを管理するために他のベンダーのインフラストラクチャーと組み合わせて使用します。クラスター内のノードに IPoIB インターフェイスを作成するには、NodeNetworkConfigurationPolicy (NNCP) マニフェストファイルで InfiniBand (IPoIB) インターフェイスを定義する必要があります。
IPoIB をボンディングインターフェイスにアタッチする必要がある場合は、active-backup モードのみがこの設定をサポートします。
OpenShift Container Platform のドキュメントでは、NodeNetworkConfigurationPolicy (NNCP) マニフェストファイルで IPoIB インターフェイス設定を定義する方法のみを説明しています。設定手順の大部分は、NVIDIA およびその他のサードパーティーベンダーのドキュメントを参照してください。Red Hat のサポートは、NNCP 設定以外には適用されません。
NVIDIA Operator の詳細は、Getting Started with Red Hat OpenShift (NVIDIA Docs Hub) を参照してください。
前提条件
- IPoIB インターフェイスをサポートする Red Hat 認定サードパーティー Operator をインストールした。
手順
NodeNetworkConfigurationPolicy(NNCP) マニフェストファイルを作成または編集し、ファイル内で IPoIB インターフェイスを指定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここでは、以下のようになります。
<mode>-
Datagramは、IPoIB インターフェイスのデフォルトモードです。このモードは、Pod と Pod 間の通信の改善された CPU パフォーマンスと低レイテンシー機能を提供します。connectedモードはサポートされているモードですが、周辺ネットワークデバイスとのノードの接続性を高めるために最大転送単位 (MTU) 値を調整する必要がある場合にのみ、このモードを使用することを検討してください。 <pkey>-
文字列または整数値をサポートします。このパラメーターは、NVIDIA などのサードパーティーベンダーとの認証および暗号化通信を目的としたインターフェイスの保護キー (P-key) を定義します。
Noneおよび0xffffの値は、InfiniBand システムの基本インターフェイスの保護キーを示します。 <identifier>-
サポートされている値は、
name、デフォルト値、およびmac-addressです。name値は、指定されたインターフェイス名を持つインターフェイスに設定を適用します。 <Mac-address>- インターフェイスの MAC アドレスを指定します。IP-over-InfiniBand (IPoIB) インターフェイスの場合、アドレスは 20 バイトの文字列です。
<type>-
インターフェイスのタイプを
infinibandに設定します。
次のコマンドを実行して、クラスター内の各ノードに NNCP 設定を適用します。Kubernetes NMState Operator は、各ノードに IPoIB インターフェイスを作成できます。
$ oc apply -f <nncp_file_name>
$ oc apply -f <nncp_file_name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここでは、以下のようになります。
<nncp_file_name>-
<nncp_file_name>は、NNCP ファイルの名前に置き換えます。