4.4. GitOps ZTP を使用したインストール用の Discovery ISO カーネル引数の設定
GitOps Zero Touch Provisioning (ZTP) ワークフローは、マネージドベアメタルホストでの OpenShift Container Platform インストールプロセスの一部として Discovery ISO を使用します。InfraEnv
リソースを編集して、Discovery ISO のカーネル引数を指定できます。これは、特定の環境要件を持つクラスターのインストールに役立ちます。たとえば、Discovery ISO の rd.net.timeout.carrier
カーネル引数を設定して、クラスターの静的ネットワーク設定を容易にしたり、インストール中に root ファイルシステムをダウンロードする前に DHCP アドレスを受信したりできます。
OpenShift Container Platform 4.17 では、カーネル引数のみを追加できます。カーネル引数を置き換えたり削除したりすることはできません。
前提条件
- OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
- cluster-admin 権限を持つユーザーとしてハブクラスターにログインしている。
手順
InfraEnv
CR を作成し、spec.kernelArguments
仕様を編集してカーネル引数を設定します。次の YAML を
InfraEnv-example.yaml
ファイルに保存します。注記この例の
InfraEnv
CR は、SiteConfig
CR の値に基づいて入力される{{ .Cluster.ClusterName }}
などのテンプレート構文を使用します。SiteConfig
CR は、デプロイメント中にこれらのテンプレートの値を自動的に設定します。テンプレートを手動で編集しないでください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
InfraEnv-example.yaml
CR を、Git リポジトリー内のSiteConfig
CR と同じ場所にコミットし、変更をプッシュします。次の例は、サンプルの Git リポジトリー構造を示しています。~/example-ztp/install └── site-install ├── siteconfig-example.yaml ├── InfraEnv-example.yaml ...
~/example-ztp/install └── site-install ├── siteconfig-example.yaml ├── InfraEnv-example.yaml ...
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CR のspec.clusters.crTemplates
仕様を編集して、Git リポジトリーのInfraEnv-example.yaml
CR を参照します。clusters: crTemplates: InfraEnv: "InfraEnv-example.yaml"
clusters: crTemplates: InfraEnv: "InfraEnv-example.yaml"
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CR をコミットおよびプッシュしてクラスターをデプロイする準備ができたら、ビルドパイプラインは Git リポジトリー内のカスタムInfraEnv-example
CR を使用して、カスタムカーネル引数を含むインフラストラクチャー環境を設定します。
検証
カーネル引数が適用されていることを確認するには、Discovery イメージが OpenShift Container Platform をインストールする準備ができていることを確認した後、インストールプロセスを開始する前にターゲットホストに SSH 接続します。その時点で、/proc/cmdline
ファイルで Discovery ISO のカーネル引数を表示できます。
ターゲットホストとの SSH セッションを開始します。
ssh -i /path/to/privatekey core@<host_name>
$ ssh -i /path/to/privatekey core@<host_name>
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 次のコマンドを使用して、システムのカーネル引数を表示します。
cat /proc/cmdline
$ cat /proc/cmdline
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