2.12. 割り当てられたストレージのセキュリティー保護
OpenShift Container Platform は、オンプレミスおよびクラウドプロバイダーの両方で、複数のタイプのストレージをサポートします。とくに、OpenShift Container Platform は Container Storage Interface をサポートするストレージタイプを使用できます。
2.12.1. 永続ボリュームプラグイン
コンテナーは、ステートレスとステートフルの両方のアプリケーションに役立ちます。割り当て済みのストレージを保護することは、ステートフルサービスのセキュリティーを保護する上で重要な要素になります。Container Storage Interface (CSI) を使用すると、OpenShift Container Platform は CSI インターフェイスをサポートするストレージバックエンドからのストレージを組み込むことができます。
OpenShift Container Platform は、以下を含む複数のタイプのストレージのプラグインを提供します。
- Red Hat OpenShift Data Foundation *
- AWS Elastic Block Stores (EBS) *
- AWS Elastic File System (EFS) *
- Azure Disk
- Azure File
- OpenStack Cinder *
- GCE Persistent Disks *
- VMware vSphere *
- ネットワークファイルシステム (NFS)
- FlexVolume
- ファイバーチャネル
- iSCSI
動的プロビジョニングでのこれらのストレージタイプのプラグインには、アスタリスク (*) が付いています。送信中のデータは、相互に通信している OpenShift Container Platform のすべてのコンポーネントについて HTTPS 経由で暗号化されます。
永続ボリューム (PV) はストレージタイプでサポートされる方法でホスト上にマウントできます。異なるタイプのストレージにはそれぞれ異なる機能があり、各 PV のアクセスモードは、特定のボリュームによってサポートされる特定のモードに設定されます。
たとえば、NFS は複数の読み取り/書き込みクライアントをサポートしますが、特定の NFS PV は読み取り専用としてサーバー上でエクスポートされる可能性があります。各 PV には、ReadWriteOnce
、ReadOnlyMany
、および ReadWriteMany
など、特定の PV 機能を説明したアクセスモードの独自のセットがあります。
2.12.3. ブロックストレージ
AWS Elastic Block Store (EBS)、GCE Persistent Disks、および iSCSI などのブロックストレージプロバイダーの場合、OpenShift Container Platform は SELinux 機能を使用し、権限のない Pod のマウントされたボリュームについて、そのマウントされたボリュームが関連付けられたコンテナーにのみ所有され、このコンテナーにのみ表示されるようにしてそのルートを保護します。