第9章 RHEL コンピュートマシンの OpenShift Container Platform クラスターへの追加
OpenShift Container Platform では、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) コンピュートマシンを、x86_64
アーキテクチャー上のユーザープロビジョニングされたインフラストラクチャークラスターまたはインストールプロビジョニングされたインフラストラクチャークラスターに追加できます。RHEL は、コンピュートマシンでのみのオペレーティングシステムとして使用できます。
9.1. RHEL コンピュートノードのクラスターへの追加について
OpenShift Container Platform 4.17 では、x86_64
アーキテクチャー上で user-provisioned infrastructure インストールまたは installer-provisioned infrastructure インストールを使用する場合、クラスター内のコンピュートマシンとして Red Hat Enterprise Linux (RHEL) マシンを使用するオプションがあります。クラスター内のコントロールプレーンマシンには Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシンを使用する必要があります。
クラスターで RHEL コンピュートマシンを使用することを選択した場合は、すべてのオペレーティングシステムのライフサイクル管理とメンテナンスを担当します。システムの更新を実行し、パッチを適用し、その他すべての必要なタスクを完了する必要があります。
installer-provisioned infrastructure クラスターの場合、installer-provisioned infrastructure クラスターの自動スケーリングにより Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) コンピューティングマシンがデフォルトで追加されるため、RHEL コンピューティングマシンを手動で追加する必要があります。
- OpenShift Container Platform をクラスター内のマシンから削除するには、オペレーティングシステムを破棄する必要があるため、クラスターに追加する RHEL マシンについては専用のハードウェアを使用する必要があります。
- swap メモリーは、OpenShift Container Platform クラスターに追加されるすべての RHEL マシンで無効にされます。これらのマシンで swap メモリーを有効にすることはできません。