5.17. IBM Power Virtual Server Block CSI Driver Operator
5.17.1. はじめに
IBM Power® Virtual Server Block CSI ドライバーは、IBM Power® Virtual Server Block CSI Driver Operator を通じてインストールされ、その Operator は library-go
をベースとしています。OpenShift Container Platform library-go
フレームワークは、ユーザーによる OpenShift Operator の構築を容易にする関数のコレクションです。CSI Driver Operator の機能のほとんどは、このコレクションで提供されています。IBM Power® Virtual Server Block CSI Driver Operator は、Cluster Storage Operator によってインストールされます。プラットフォームのタイプが Power Virtual Servers の場合、Cluster Storage Operator は IBM Power® Virtual Server Block CSI Driver Operator をインストールします。
5.17.2. 概要
OpenShift Container Platform は、IBM Power® Virtual Server Block Storage の Container Storage Interface (CSI) ドライバーを使用して永続ボリューム (PV) をプロビジョニングできます。
CSI Operator およびドライバーを使用する場合、永続ストレージ および CSI ボリュームの設定 を理解しておくことが推奨されます。
IBM Power® Virtual Server Block アセットにマウントする CSI でプロビジョニングされた永続ボリューム (PV) を作成するには、OpenShift Container Platform は、デフォルトで IBM Power® Virtual Server Block CSI Driver Operator および IBM Power® Virtual Server Block CSI ドライバーを openshift-cluster-csi-drivers
namespace にインストールします。
-
IBM Power® Virtual Server ブロック CSI Driver Operator は、永続ボリューム要求 (PVC) の作成に使用できる、
ibm-powervs-tier1
(デフォルト) とさまざまな層用のibm-powervs-tier3
という名前の 2 つのストレージクラスを提供します。IBM Power® Virtual Server Block CSI Driver Operator は、ストレージボリュームをオンデマンドで作成できるようにすることで動的なボリュームプロビジョニングをサポートするので、クラスター管理者はストレージを事前にプロビジョニングする必要がありません。 - IBM Power® Virtual Server Block CSI ドライバー を使用すると、IBM Power® Virtual Server ブロック PV を作成およびマウントできます。
5.17.3. CSI について
ストレージベンダーはこれまで Kubernetes の一部としてストレージドライバーを提供してきました。Container Storage Interface (CSI) の実装では、サードパーティーのプロバイダーは、コア Kubernetes コードを変更せずに標準のインターフェイスを使用してストレージプラグインを提供できます。
CSI Operator は、インツリーボリュームプラグインでは不可能なボリュームスナップショットなどのストレージオプションを OpenShift Container Platform ユーザーに付与します。
関連情報