7.3. エンリッチされたネットワークフローデータのエクスポート
ネットワークフローを、Kafka、IPFIX、Red Hat build of OpenTelemetry、またはこれら 3 つすべてに同時に送信できます。Kafka または IPFIX の場合、Splunk、Elasticsearch、Fluentd など、Kafka または IPFIX の入力をサポートするプロセッサーまたはストレージで、エンリッチされたネットワークフローデータを利用できます。OpenTelemetry の場合、ネットワークフローデータとメトリクスを、Red Hat build of OpenTelemetry、Jaeger、Prometheus など、互換性のある OpenTelemetry エンドポイントにエクスポートできます。
前提条件
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Network Observability の
flowlogs-pipelinePod から、Kafka、IPFIX、または OpenTelemetry コレクターエンドポイントを利用できる。
手順
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Web コンソールで、Operators
Installed Operators に移動します。 - NetObserv Operator の Provided APIs 見出しの下で、Flow Collector を選択します。
- cluster を選択し、YAML タブを選択します。
FlowCollectorを編集して、spec.exportersを次のように設定します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1 4 6
- フローを IPFIX、OpenTelemetry、Kafka に個別または同時にエクスポートできます。
- 2
- Network Observability Operator は、すべてのフローを設定された Kafka トピックにエクスポートします。
- 3
- Kafka との間のすべての通信を SSL/TLS または mTLS で暗号化できます。有効にした場合、Kafka CA 証明書は、
flowlogs-pipelineプロセッサーコンポーネントがデプロイされている namespace (デフォルト: netobserv) で、ConfigMap または Secret として使用できる必要があります。これはspec.exporters.tls.caCertで参照する必要があります。mTLS を使用する場合、クライアントシークレットはこれらの namespace でも利用可能であり (たとえば、AMQ Streams User Operator を使用して生成できます)、spec.exporters.tls.userCertで参照される必要があります。 - 5
- オプションでトランスポートを指定できます。デフォルト値は
tcpですが、udpを指定することもできます。 - 7
- OpenTelemetry 接続のプロトコル。使用可能なオプションは
httpとgrpcです。 - 8
- Loki 用に作成されたログと同じログをエクスポートするための OpenTelemetry 設定。
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- Prometheus 用に作成されたメトリクスと同じメトリクスをエクスポートするための OpenTelemetry 設定。これらの設定を、
FlowMetricsカスタムリソースを使用して定義したカスタムメトリクスとともに、FlowCollectorカスタムリソースのspec.processor.metrics.includeListパラメーターで指定します。 - 10
- メトリクスを OpenTelemetry コレクターに送信する時間間隔。
- 11
- オプション: Network Observability のネットワークフローの形式は、OpenTelemetry 準拠の形式に合わせて、自動的に名前が変更されます。
fieldsMapping仕様を使用すると、OpenTelemetry 形式の出力をカスタマイズできます。たとえば、YAML サンプルでは、SrcAddrが Network Observability の入力フィールドです。これは、OpenTelemetry の出力でsource.addressに名前が変更されます。「ネットワークフローの形式リファレンス」で、Network Observability の形式と OpenTelemetry の形式の両方を確認できます。
設定後、ネットワークフローデータを JSON 形式で利用可能な出力に送信できます。詳細は、「ネットワークフロー形式のリファレンス」を参照してください。