10.2. Source-to-Image (S2I)


Source-to-Image (S2I)イメージは、Node.js、Python、Java などの言語用のランタイムベースイメージの特別なバージョンです。コードを S2I イメージに挿入すると、ランタイム環境を設定せずにコンテナー化されたアプリケーションを作成できます。

Red Hat Software Collections イメージを、Node.js、Perl、Python などの特定のランタイム環境に依存するアプリケーションの基盤として使用することができます。

Java を使用するランタイム環境のリファレンスとして、Introduction to source-to-image for OpenShift ドキュメントを使用できます。

S2I イメージは、Cluster Samples Operator からも入手できます。

10.2.1. OpenShift Container Platform Developer Console での S2I ビルダーイメージへのアクセス

Web コンソールの Developer Console を使用して S2I ビルダーイメージにアクセスできます。ソースコードからコンテナー化されたアプリケーションをビルドするには、これらのイメージが必要です。

手順

  1. ログイン認証情報を使用して OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。OpenShift Container Platform Web コンソールのデフォルトビューは Administrator パースペクティブです。
  2. パースペクティブスイッチャーを使用して、Developer パースペクティブに切り替えます。
  3. +Add ビューで、Project ドロップダウンリストを使用して既存プロジェクトを選択するか、新規プロジェクトを作成します。
  4. Developer Catalog タイルの All services をクリックします。
  5. Type の下の Builder Images をクリックして、利用可能な S2I イメージを表示します。

10.2.2. Source-to-Image ビルドプロセスの概要

Source-to-Image (S2I)は、ソースコードをコンテナーイメージに挿入するビルドプロセスです。S2I は、アプリケーションのソースコードからすぐに実行できるコンテナーイメージの作成を自動化します。S2I では、以下の手順を実行します。

  1. FROM <builder image> コマンドを実行します。
  2. ソースコードをビルダーイメージの定義された場所にコピーします。
  3. ビルダーイメージから assemble スクリプトを実行します。
  4. デフォルトコマンドとしてビルダーイメージに run スクリプトを設定します。

Buildah は次にコンテナーイメージを作成します。

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