2.3. Cluster Samples Operator によるイメージストリームインポートの追跡およびエラー回復
サンプルイメージストリームの作成または更新後に、Cluster Samples Operator はそれぞれのイメージストリームタグのイメージインポートの進捗をモニターします。
インポートが失敗した場合、Cluster Samples Operator は、次のいずれかが発生するまで、約 15 分ごとにイメージストリームイメージインポート API を介してインポートを再試行します。
- インポートが成功する。
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Cluster Samples Operator 設定が変更され、イメージストリームが
skippedImagestreamsリストに追加されるか、管理状態がRemovedに変更される。
2.3.1. ミラーリングの Cluster Samples Operator のサポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インストール中に、OpenShift Container Platform は、openshift-cluster-samples-operator namespace に imagestreamtag-to-image という名前の config map を作成します。
imagestreamtag-to-image config map には、各イメージストリームタグのエントリー (入力されるイメージ) が含まれています。
この config map に含まれるデータフィールドの各エントリーのキーは、<image_stream_name>_<image_stream_tag_name> という形式です。
OpenShift Container Platform の非接続インストール時に、Cluster Samples Operator のステータスは Removed に設定されます。これを Managed に変更することを選択した場合、サンプルがインストールされます。
ネットワークが制限されている環境や非接続環境でサンプルを使用するには、ネットワーク外部のサービスにアクセスする必要がある場合があります。サービスの例には、Github、Maven Central、npm、RubyGems、PyPi などがあります。場合によっては、Cluster Samples Operator オブジェクトが必要なサービスに到達できるようにするために、追加の手順を実行する必要があります。
イメージストリームによるインポート用に、どのイメージをミラーリングする必要があるかを判断する際には、次の原則を使用してください。
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Cluster Samples Operator が
Removedに設定される場合、ミラーリングされたレジストリーを作成するか、使用する必要のある既存のミラーリングされたレジストリーを判別できます。 - 新しい config map をガイドとして使用し、ミラーリングされたレジストリーに必要なサンプルをミラーリングします。
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Cluster Samples Operator 設定オブジェクトの
skippedImagestreamsリストに、ミラーリングされていないイメージストリームを追加します。 -
Cluster Samples Operator 設定オブジェクトの
samplesRegistryをミラーリングされたレジストリーに設定します。 -
次に、Cluster Samples Operator を
Managedに設定し、ミラーリングしたイメージストリームをインストールします。