3.3. カスタマイズによる AWS へのクラスターのインストール
OpenShift Container Platform バージョン 4.17 では、インストールプログラムが Amazon Web Services (AWS) 上にプロビジョニングするインフラストラクチャーにカスタマイズしたクラスターをインストールできます。インストールをカスタマイズするには、クラスターをインストールする前に、install-config.yaml ファイルでパラメーターを変更します。
OpenShift Container Platform インストール設定のスコープは意図的に狭められています。単純さを確保し、確実にインストールを実行できるように設計されているためです。インストールが完了した後にさらに多くの OpenShift Container Platform 設定タスクを実行することができます。
3.3.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認した。
クラスターをホストするために AWS アカウントを設定 している。
重要AWS プロファイルがご使用のコンピューターに保存されている場合、マルチファクター認証デバイスを使用中に生成した一時的なセッショントークンを使用することはできません。クラスターは継続的に現行の AWS 認証情報を使用して、クラスターの有効期間全体にわたって AWS リソースを作成するため、有効期間の長い認証情報を使用する必要があります。適切なキーを生成するには、AWS ドキュメントの Managing Access Keys for IAM Users を参照してください。キーは、インストールプログラムの実行時に指定できます。
- ファイアウォールを使用する場合は、クラスターがアクセスを必要とするサイトを許可するようにファイアウォールを設定する必要がある。
3.3.2. AWS Marketplace イメージの取得 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS Marketplace イメージを使用して OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする場合は、最初に AWS を通じてサブスクライブする必要があります。オファーにサブスクライブすると、インストールプログラムがコンピュートノードのデプロイに使用する AMI ID が提供されます。
前提条件
- オファーを購入するための AWS アカウントを持っている。このアカウントは、クラスターのインストールに使用されるアカウントと同じである必要はありません。
手順
- AWS Marketplace で OpenShift Container Platform サブスクリプションを完了します。
ご使用の AWS リージョンの AMI ID を記録します。インストールプロセスの一環として、クラスターをデプロイする前に、この値で
install-config.yamlファイルを更新する必要があります。AWS Marketplace コンピュートノードを含む
install-config.yamlファイルのサンプルapiVersion: v1 baseDomain: example.com compute: - hyperthreading: Enabled name: worker platform: aws: amiID: ami-06c4d345f7c2072391 type: m5.4xlarge replicas: 3 metadata: name: test-cluster platform: aws: region: us-east-22 sshKey: ssh-ed25519 AAAA... pullSecret: '{"auths": ...}'
3.3.3. インストール設定ファイルの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Amazon Web Services (AWS) での OpenShift Container Platform のインストールをカスタマイズできます。
前提条件
- OpenShift Container Platform インストールプログラムおよびクラスターのプルシークレットがある。
手順
install-config.yamlファイルを作成します。インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、以下のコマンドを実行します。
$ ./openshift-install create install-config --dir <installation_directory>1 - 1
<installation_directory>の場合、インストールプログラムが作成するファイルを保存するためにディレクトリー名を指定します。
ディレクトリーを指定する場合:
-
ディレクトリーに
execute権限があることを確認します。この権限は、インストールディレクトリーで Terraform バイナリーを実行するために必要です。 - 空のディレクトリーを使用します。ブートストラップ X.509 証明書などの一部のインストールアセットは有効期限が短いため、インストールディレクトリーを再利用しないでください。別のクラスターインストールの個別のファイルを再利用する必要がある場合は、それらをディレクトリーにコピーすることができます。ただし、インストールアセットのファイル名はリリース間で変更される可能性があります。インストールファイルを以前のバージョンの OpenShift Container Platform からコピーする場合は注意してコピーを行ってください。
プロンプト時に、クラウドの設定の詳細情報を指定します。
オプション: クラスターマシンにアクセスするために使用する SSH キーを選択します。
注記インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、
ssh-agentプロセスが使用する SSH キーを指定します。- ターゲットに設定するプラットフォームとして AWS を選択します。
- Amazon Web Services (AWS) プロファイルをコンピューターに保存していない場合、インストールプログラムを実行するように設定したユーザーの AWS アクセスキー ID およびシークレットアクセスキーを入力します。
- クラスターのデプロイ先とする AWS リージョンを選択します。
- クラスターに設定した Route 53 サービスのベースドメインを選択します。
- クラスターの記述名を入力します。
install-config.yamlファイルを変更します。利用可能なパラメーターの詳細は、「インストール設定パラメーター」のセクションを参照してください。注記3 ノードクラスターをインストールする場合は、必ず
compute.replicasパラメーターを0に設定してください。これにより、クラスターのコントロールプレーンがスケジュール可能になります。詳細は、「AWS に 3 ノードクラスターをインストールする」を参照してください。install-config.yamlファイルをバックアップし、複数のクラスターをインストールするのに使用できるようにします。重要install-config.yamlファイルはインストールプロセス時に使用されます。このファイルを再利用する必要がある場合は、この段階でこれをバックアップしてください。
3.3.3.1. クラスターインストールの最小リソース要件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
それぞれのクラスターマシンは、以下の最小要件を満たしている必要があります。
| マシン | オペレーティングシステム | vCPU [1] | 仮想 RAM | ストレージ | 1 秒あたりの入出力 (IOPS) [2] |
|---|---|---|---|---|---|
| ブートストラップ | RHCOS | 4 | 16 GB | 100 GB | 300 |
| コントロールプレーン | RHCOS | 4 | 16 GB | 100 GB | 300 |
| Compute | RHCOS、RHEL 8.6 以降 [3] | 2 | 8 GB | 100 GB | 300 |
- 1 vCPU は、同時マルチスレッド (SMT) またはハイパースレッディングが有効にされていない場合に 1 つの物理コアと同等です。これが有効にされている場合、数式「(コアごとのスレッド × コア数) × ソケット数 = 仮想 CPU」を使用して対応する比率を計算します。
- OpenShift Container Platform および Kubernetes はディスクのパフォーマンスに敏感であり、特に 10 ms p99 fsync 期間を必要とするコントロールプレーンノード上の etcd には、高速ストレージが推奨されます。多くのクラウドプラットフォームでは、ストレージサイズと IOPS スケールが一緒にあるため、十分なパフォーマンスを得るためにストレージボリュームの割り当てが必要になる場合があります。
- すべての user-provisioned installation と同様に、クラスターで RHEL コンピュートマシンの使用を選択する場合は、システム更新の実行、パッチの適用、その他すべての必要なタスクの完了など、オペレーティングシステムのライフサイクルの管理と保守をすべて担当します。RHEL 7 コンピューティングマシンの使用は推奨されておらず、OpenShift Container Platform 4.10 以降では削除されています。
OpenShift Container Platform バージョン 4.13 の時点で、RHCOS は RHEL バージョン 9.2 に基づいており、マイクロアーキテクチャーの要件を更新します。次のリストには、各アーキテクチャーに必要な最小限の命令セットアーキテクチャー (ISA) が含まれています。
- x86-64 アーキテクチャーには x86-64-v2 ISA が必要
- ARM64 アーキテクチャーには ARMv8.0-A ISA が必要
- IBM Power アーキテクチャーには Power 9 ISA が必要
- s390x アーキテクチャーには z14 ISA が必要
詳細は、RHEL アーキテクチャー を参照してください。
プラットフォームのインスタンスタイプがクラスターマシンの最小要件を満たす場合、これは OpenShift Container Platform で使用することがサポートされます。
3.3.3.2. AWS のテスト済みインスタンスタイプ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の Amazon Web Services (AWS) インスタンスタイプは OpenShift Container Platform でテストされています。
AWS インスタンスには、次の表に記載されているマシンタイプを使用してください。表に記載されていないインスタンスタイプを使用する場合は、使用するインスタンスサイズが、「クラスターインストールの最小リソース要件」セクションに記載されている最小リソース要件と一致していることを確認してください。
例3.1 64 ビット x86 アーキテクチャーに基づくマシンタイプ
-
c4.* -
c5.* -
c5a.* -
i3.* -
m4.* -
m5.* -
m5a.* -
m6a.* -
m6i.* -
r4.* -
r5.* -
r5a.* -
r6i.* -
t3.* -
t3a.*
3.3.3.3. 64 ビット ARM インフラストラクチャー上の AWS のテスト済みインスタンスタイプ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の Amazon Web Services (AWS) 64 ビット ARM インスタンスタイプは、OpenShift Container Platform でテストされています。
AWS ARM インスタンスには、次のチャートに含まれるマシンタイプを使用してください。チャートに記載されていないインスタンスタイプを使用する場合は、使用するインスタンスサイズが、「クラスターインストールの最小リソース要件」に記載されている最小リソース要件と一致していることを確認してください。
例3.2 64 ビット ARM アーキテクチャーに基づくマシンタイプ
-
c6g.* -
c7g.* -
m6g.* -
m7g.* -
r8g.*
3.3.3.4. AWS のカスタマイズされた install-config.yaml ファイルのサンプル リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インストール設定ファイル install-config.yaml をカスタマイズして、OpenShift Container Platform クラスターのプラットフォームに関する詳細を指定するか、必要なパラメーターの値を変更することができます。
このサンプルの YAML ファイルは参照用にのみ提供されます。インストールプログラムを使用して install-config.yaml ファイルを取得し、これを変更する必要があります。
apiVersion: v1
baseDomain: example.com
credentialsMode: Mint
controlPlane:
hyperthreading: Enabled
name: master
platform:
aws:
zones:
- us-west-2a
- us-west-2b
rootVolume:
iops: 4000
size: 500
type: io1
metadataService:
authentication: Optional
type: m6i.xlarge
replicas: 3
compute:
- hyperthreading: Enabled
name: worker
platform:
aws:
rootVolume:
iops: 2000
size: 500
type: io1
metadataService:
authentication: Optional
type: c5.4xlarge
zones:
- us-west-2c
replicas: 3
metadata:
name: test-cluster
networking:
clusterNetwork:
- cidr: 10.128.0.0/14
hostPrefix: 23
machineNetwork:
- cidr: 10.0.0.0/16
networkType: OVNKubernetes
serviceNetwork:
- 172.30.0.0/16
platform:
aws:
region: us-west-2
propagateUserTags: true
userTags:
adminContact: jdoe
costCenter: 7536
amiID: ami-0c5d3e03c0ab9b19a
serviceEndpoints:
- name: ec2
url: https://vpce-id.ec2.us-west-2.vpce.amazonaws.com
fips: false
sshKey: ssh-ed25519 AAAA...
pullSecret: '{"auths": ...}'
- 1 12 14 20
- 必須。インストールプログラムはこの値の入力を求めるプロンプトを出します。
- 2
- オプション: Cloud Credential Operator (CCO) に指定されたモードの使用を強制するには、このパラメーターを追加します。デフォルトでは、CCO は
kube-systemnamespace のルート認証情報を使用して、認証情報の機能を動的に判断しようとします。CCO モードの詳細は、認証および認可 ガイドの「Cloud Credential Operator について」セクションを参照してください。 - 3 8 15
- これらのパラメーターおよび値を指定しない場合、インストールプログラムはデフォルトの値を指定します。
- 4
controlPlaneセクションは単一マッピングですが、computeセクションはマッピングのシーケンスになります。複数の異なるデータ構造の要件を満たすには、computeセクションの最初の行はハイフン-で始め、controlPlaneセクションの最初の行はハイフンで始めることができません。1 つのコントロールプレーンプールのみが使用されます。- 5 9
- 同時マルチスレッドまたは
hyperthreadingを有効/無効にするかどうか。デフォルトでは、同時スレッドはマシンのコアのパフォーマンスを上げるために有効にされます。パラメーター値をDisabledに設定するとこれを無効にすることができます。一部のクラスターマシンで同時マルチスレッドを無効にする場合は、これをすべてのクラスターマシンで無効にする必要があります。重要同時スレッドを無効にする場合は、容量計画においてマシンパフォーマンスの大幅な低下が考慮に入れられていることを確認します。同時マルチスレッドを無効にする場合は、マシンに対して
m4.2xlargeまたはm5.2xlargeなどの大規模なインスタンスタイプを使用します。 - 6 10
- 大規模なクラスターの場合などに etcd の高速のストレージを設定するには、ストレージタイプを
io1として設定し、iopsを2000に設定します。 - 7 11
- Amazon EC2 Instance Metadata Service v2 (IMDSv2) を要求するかどうか。IMDSv2 を要求するには、パラメーター値を
Requiredに設定します。IMDSv1 と IMDSv2 の両方の使用を許可するには、パラメーター値をOptionalに設定します。値が指定されていない場合、IMDSv1 と IMDSv2 の両方が許可されます。注記クラスターのインストール中に設定されるコントロールプレーンマシンの IMDS 設定は、AWS CLI を使用してのみ変更できます。コンピュートマシンの IMDS 設定は、コンピュートマシンセットを使用して変更できます。
- 13
- インストールするクラスターネットワークプラグイン。サポートされる値はデフォルト値の
OVNKubernetesのみです。 - 16
- クラスターのマシンを起動するために使用される AMI の ID。これが設定されている場合、AMI はクラスターと同じリージョンに属する必要があります。
- 17
- AWS サービスエンドポイント。未確認の AWS リージョンにインストールする場合は、カスタムエンドポイントが必要です。エンドポイントの URL は
httpsプロトコルを使用しなければならず、ホストは証明書を信頼する必要があります。 - 18
- FIPS モードを有効または無効にするかどうか。デフォルトでは、FIPS モードは有効にされません。FIPS モードが有効にされている場合、OpenShift Container Platform が実行される Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) マシンがデフォルトの Kubernetes 暗号スイートをバイパスし、代わりに RHCOS で提供される暗号モジュールを使用します。重要
クラスターで FIPS モードを有効にするには、FIPS モードで動作するように設定された Red Hat Enterprise Linux (RHEL) コンピューターからインストールプログラムを実行する必要があります。RHEL で FIPS モードを設定する方法の詳細は、RHEL から FIPS モードへの切り替え を参照してください。
FIPS モードでブートされた Red Hat Enterprise Linux (RHEL) または Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) を実行する場合、OpenShift Container Platform コアコンポーネントは、x86_64、ppc64le、および s390x アーキテクチャーのみで、FIPS 140-2/140-3 検証のために NIST に提出された RHEL 暗号化ライブラリーを使用します。
- 19
- クラスター内のマシンにアクセスするために使用する
sshKey値をオプションで指定できます。注記インストールのデバッグまたは障害復旧を実行する必要のある実稼働用の OpenShift Container Platform クラスターでは、
ssh-agentプロセスが使用する SSH キーを指定します。
3.3.3.5. インストール時のクラスター全体のプロキシーの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
実稼働環境では、インターネットへの直接アクセスを拒否し、代わりに HTTP または HTTPS プロキシーを使用することができます。プロキシー設定を install-config.yaml ファイルで行うことにより、新規の OpenShift Container Platform クラスターをプロキシーを使用するように設定できます。
前提条件
-
既存の
install-config.yamlファイルがある。 クラスターがアクセスする必要のあるサイトを確認済みで、それらのいずれかがプロキシーをバイパスする必要があるかどうかを判別している。デフォルトで、すべてのクラスター Egress トラフィック (クラスターをホストするクラウドに関するクラウドプロバイダー API に対する呼び出しを含む) はプロキシーされます。プロキシーを必要に応じてバイパスするために、サイトを
Proxyオブジェクトのspec.noProxyフィールドに追加している。注記Proxyオブジェクトのstatus.noProxyフィールドには、インストール設定のnetworking.machineNetwork[].cidr、networking.clusterNetwork[].cidr、およびnetworking.serviceNetwork[]フィールドの値が設定されます。Amazon Web Services (AWS)、Google Cloud Platform (GCP)、Microsoft Azure、および Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) へのインストールの場合、
Proxyオブジェクトのstatus.noProxyフィールドには、インスタンスメタデータのエンドポイント (169.254.169.254) も設定されます。
手順
install-config.yamlファイルを編集し、プロキシー設定を追加します。以下に例を示します。apiVersion: v1 baseDomain: my.domain.com proxy: httpProxy: http://<username>:<pswd>@<ip>:<port>1 httpsProxy: https://<username>:<pswd>@<ip>:<port>2 noProxy: ec2.<aws_region>.amazonaws.com,elasticloadbalancing.<aws_region>.amazonaws.com,s3.<aws_region>.amazonaws.com3 additionalTrustBundle: |4 -----BEGIN CERTIFICATE----- <MY_TRUSTED_CA_CERT> -----END CERTIFICATE----- additionalTrustBundlePolicy: <policy_to_add_additionalTrustBundle>5 - 1
- クラスター外の HTTP 接続を作成するために使用するプロキシー URL。URL スキームは
httpである必要があります。 - 2
- クラスター外で HTTPS 接続を作成するために使用するプロキシー URL。
- 3
- プロキシーから除外するための宛先ドメイン名、IP アドレス、または他のネットワーク CIDR のコンマ区切りのリスト。サブドメインのみと一致するように、ドメインの前に
.を付けます。たとえば、.y.comはx.y.comに一致しますが、y.comには一致しません。*を使用し、すべての宛先のプロキシーをバイパスします。AmazonEC2、Elastic Load Balancing、およびS3VPC エンドポイントを VPC に追加した場合は、これらのエンドポイントをnoProxyフィールドに追加する必要があります。 - 4
- 指定されている場合、インストールプログラムは HTTPS 接続のプロキシーに必要な 1 つ以上の追加の CA 証明書が含まれる
user-ca-bundleという名前の設定マップをopenshift-confignamespace に生成します。次に Cluster Network Operator は、これらのコンテンツを Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) 信頼バンドルにマージするtrusted-ca-bundle設定マップを作成し、この設定マップはProxyオブジェクトのtrustedCAフィールドで参照されます。additionalTrustBundleフィールドは、プロキシーのアイデンティティー証明書が RHCOS 信頼バンドルからの認証局によって署名されない限り必要になります。 - 5
- オプション:
trustedCAフィールドのuser-ca-bundle設定マップを参照するProxyオブジェクトの設定を決定するポリシー。許可される値はProxyonlyおよびAlwaysです。Proxyonlyを使用して、http/httpsプロキシーが設定されている場合にのみuser-ca-bundle設定マップを参照します。Alwaysを使用して、常にuser-ca-bundle設定マップを参照します。デフォルト値はProxyonlyです。
注記インストールプログラムは、プロキシーの
readinessEndpointsフィールドをサポートしません。注記インストーラーがタイムアウトした場合は、インストーラーの
wait-forコマンドを使用してデプロイメントを再起動してからデプロイメントを完了します。以下に例を示します。$ ./openshift-install wait-for install-complete --log-level debug- ファイルを保存し、OpenShift Container Platform のインストール時にこれを参照します。
インストールプログラムは、指定の install-config.yaml ファイルのプロキシー設定を使用する cluster という名前のクラスター全体のプロキシーを作成します。プロキシー設定が指定されていない場合、cluster Proxy オブジェクトが依然として作成されますが、これには spec がありません。
cluster という名前の Proxy オブジェクトのみがサポートされ、追加のプロキシーを作成することはできません。
3.3.4. 管理者レベルのシークレットを kube-system プロジェクトに保存する代替方法 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトでは、管理者のシークレットは kube-system プロジェクトに保存されます。install-config.yaml ファイルの credentialsMode パラメーターを Manual に設定した場合は、次のいずれかの代替手段を使用する必要があります。
- 長期クラウド認証情報を手動で管理するには、長期認証情報を手動で作成する の手順に従ってください。
- クラスターの外部で管理される短期認証情報を個々のコンポーネントに対して実装するには、短期認証情報を使用するように AWS クラスターを設定する の手順に従ってください。
3.3.4.1. 長期認証情報を手動で作成する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Cloud Credential Operator (CCO) は、クラウドアイデンティティーおよびアクセス管理 (IAM) API に到達できない環境にインストールする前に手動モードに配置できます。管理者はクラスター kube-system namespace に管理者レベルの認証情報シークレットを保存しないようにします。
手順
install-config.yaml設定ファイルのcredentialsModeパラメーターをManualに設定しなかった場合は、次のように値を変更します。設定ファイルのサンプルスニペット
apiVersion: v1 baseDomain: example.com credentialsMode: Manual # ...インストールマニフェストファイルをまだ作成していない場合は、次のコマンドを実行して作成します。
$ openshift-install create manifests --dir <installation_directory>ここで、
<installation_directory>は、インストールプログラムがファイルを作成するディレクトリーに置き換えます。次のコマンドを実行して、インストールファイルのリリースイメージを
$RELEASE_IMAGE変数に設定します。$ RELEASE_IMAGE=$(./openshift-install version | awk '/release image/ {print $3}')以下のコマンドを実行して、OpenShift Container Platform リリースイメージから
CredentialsRequestカスタムリソース (CR) のリストを抽出します。$ oc adm release extract \ --from=$RELEASE_IMAGE \ --credentials-requests \ --included \1 --install-config=<path_to_directory_with_installation_configuration>/install-config.yaml \2 --to=<path_to_directory_for_credentials_requests>3 このコマンドにより、それぞれの
CredentialsRequestオブジェクトに YAML ファイルが作成されます。サンプル
CredentialsRequestオブジェクトapiVersion: cloudcredential.openshift.io/v1 kind: CredentialsRequest metadata: name: <component_credentials_request> namespace: openshift-cloud-credential-operator ... spec: providerSpec: apiVersion: cloudcredential.openshift.io/v1 kind: AWSProviderSpec statementEntries: - effect: Allow action: - iam:GetUser - iam:GetUserPolicy - iam:ListAccessKeys resource: "*" ...以前に生成した
openshift-installマニフェストディレクトリーにシークレットの YAML ファイルを作成します。シークレットは、それぞれのCredentialsRequestオブジェクトについてspec.secretRefに定義される namespace およびシークレット名を使用して保存する必要があります。シークレットを含む
CredentialsRequestオブジェクトのサンプルapiVersion: cloudcredential.openshift.io/v1 kind: CredentialsRequest metadata: name: <component_credentials_request> namespace: openshift-cloud-credential-operator ... spec: providerSpec: apiVersion: cloudcredential.openshift.io/v1 kind: AWSProviderSpec statementEntries: - effect: Allow action: - s3:CreateBucket - s3:DeleteBucket resource: "*" ... secretRef: name: <component_secret> namespace: <component_namespace> ...サンプル
SecretオブジェクトapiVersion: v1 kind: Secret metadata: name: <component_secret> namespace: <component_namespace> data: aws_access_key_id: <base64_encoded_aws_access_key_id> aws_secret_access_key: <base64_encoded_aws_secret_access_key>
手動でメンテナンスされる認証情報を使用するクラスターをアップグレードする前に、CCO がアップグレード可能な状態であることを確認します。
3.3.4.2. 短期認証情報を使用するように AWS クラスターを設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS Security Token Service (STS) を使用するように設定されたクラスターをインストールするには、CCO ユーティリティーを設定し、クラスターに必要な AWS リソースを作成する必要があります。
3.3.4.2.1. Cloud Credential Operator ユーティリティーの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Cloud Credential Operator (CCO) が手動モードで動作しているときにクラスターの外部からクラウドクレデンシャルを作成および管理するには、CCO ユーティリティー (ccoctl) バイナリーを抽出して準備します。
ccoctl ユーティリティーは、Linux 環境で実行する必要がある Linux バイナリーです。
前提条件
- クラスター管理者のアクセスを持つ OpenShift Container Platform アカウントを使用できる。
-
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。
ccoctlユーティリティー用の AWS アカウントを作成し、次の権限で使用できるようにしました。例3.3 必要な AWS パーミッション
必要な
iam権限-
iam:CreateOpenIDConnectProvider -
iam:CreateRole -
iam:DeleteOpenIDConnectProvider -
iam:DeleteRole -
iam:DeleteRolePolicy -
iam:GetOpenIDConnectProvider -
iam:GetRole -
iam:GetUser -
iam:ListOpenIDConnectProviders -
iam:ListRolePolicies -
iam:ListRoles -
iam:PutRolePolicy -
iam:TagOpenIDConnectProvider -
iam:TagRole
必要な
s3権限-
s3:CreateBucket -
s3:DeleteBucket -
s3:DeleteObject -
s3:GetBucketAcl -
s3:GetBucketTagging -
s3:GetObject -
s3:GetObjectAcl -
s3:GetObjectTagging -
s3:ListBucket -
s3:PutBucketAcl -
s3:PutBucketPolicy -
s3:PutBucketPublicAccessBlock -
s3:PutBucketTagging -
s3:PutObject -
s3:PutObjectAcl -
s3:PutObjectTagging
必要な
cloudfront権限-
cloudfront:ListCloudFrontOriginAccessIdentities -
cloudfront:ListDistributions -
cloudfront:ListTagsForResource
OIDC 設定を、パブリック CloudFront ディストリビューション URL 経由で IAM アイデンティティープロバイダーがアクセスするプライベート S3 バケットに保存する予定の場合、
ccoctlユーティリティーを実行する AWS アカウントには次の追加パーミッションが必要です。例3.4 CloudFront を使用したプライベート S3 バケットに対する追加の権限
-
cloudfront:CreateCloudFrontOriginAccessIdentity -
cloudfront:CreateDistribution -
cloudfront:DeleteCloudFrontOriginAccessIdentity -
cloudfront:DeleteDistribution -
cloudfront:GetCloudFrontOriginAccessIdentity -
cloudfront:GetCloudFrontOriginAccessIdentityConfig -
cloudfront:GetDistribution -
cloudfront:TagResource -
cloudfront:UpdateDistribution
注記これらの追加のパーミッションは、
ccoctl aws create-allコマンドで認証情報要求を処理する際の--create-private-s3-bucketオプションの使用をサポートします。-
手順
次のコマンドを実行して、OpenShift Container Platform リリースイメージの変数を設定します。
$ RELEASE_IMAGE=$(./openshift-install version | awk '/release image/ {print $3}')以下のコマンドを実行して、OpenShift Container Platform リリースイメージから CCO コンテナーイメージを取得します。
$ CCO_IMAGE=$(oc adm release info --image-for='cloud-credential-operator' $RELEASE_IMAGE -a ~/.pull-secret)注記$RELEASE_IMAGEのアーキテクチャーが、ccoctlツールを使用する環境のアーキテクチャーと一致していることを確認してください。以下のコマンドを実行して、OpenShift Container Platform リリースイメージ内の CCO コンテナーイメージから
ccoctlバイナリーを抽出します。$ oc image extract $CCO_IMAGE \ --file="/usr/bin/ccoctl.<rhel_version>" \1 -a ~/.pull-secret- 1
<rhel_version>には、ホストが使用する Red Hat Enterprise Linux (RHEL) のバージョンに対応する値を指定します。値が指定されていない場合は、デフォルトでccoctl.rhel8が使用されます。次の値が有効です。-
rhel8: RHEL 8 を使用するホストの場合はこの値を指定します。 -
rhel9: RHEL 9 を使用するホストの場合はこの値を指定します。
-
次のコマンドを実行して、権限を変更して
ccoctlを実行可能にします。$ chmod 775 ccoctl.<rhel_version>
検証
ccoctlが使用できることを確認するには、help ファイルを表示します。コマンドを実行するときは、相対ファイル名を使用します。以下に例を示します。$ ./ccoctl.rhel9出力例
OpenShift credentials provisioning tool Usage: ccoctl [command] Available Commands: aws Manage credentials objects for AWS cloud azure Manage credentials objects for Azure gcp Manage credentials objects for Google cloud help Help about any command ibmcloud Manage credentials objects for {ibm-cloud-title} nutanix Manage credentials objects for Nutanix Flags: -h, --help help for ccoctl Use "ccoctl [command] --help" for more information about a command.
3.3.4.2.2. Cloud Credential Operator ユーティリティーを使用した AWS リソースの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS リソースを作成するときは、次のオプションがあります。
-
ccoctl aws create-allコマンドを使用して AWS リソースを自動的に作成できます。これはリソースを作成する最も簡単な方法です。単一コマンドでの AWS リソースの作成 を参照してください。 -
AWS リソースの変更前に
ccoctlツールが作成する JSON ファイルを確認する必要がある場合や、ccoctlツールが AWS リソースを自動作成するために使用するプロセスが組織の要件を満たさない場合は、AWS リソースを個別に作成できます。AWS リソースの個別の作成 を参照してください。
3.3.4.2.2.1. 単一コマンドでの AWS リソースの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ccoctl ツールが AWS リソースの作成に使用するプロセスが組織の要件を自動的に満たす場合は、ccoctl aws create-all コマンドを使用して AWS リソースの作成を自動化できます。
それ以外の場合は、AWS リソースを個別に作成できます。詳細は、「AWS リソースの個別の作成」を参照してください。
デフォルトで、ccoctl はコマンドが実行されるディレクトリーにオブジェクトを作成します。オブジェクトを別のディレクトリーに作成するには、--output-dir フラグを使用します。この手順では、<path_to_ccoctl_output_dir> を使用してこの場所を参照します。
前提条件
以下が必要になります。
-
ccoctlバイナリーを抽出して準備している。
手順
次のコマンドを実行して、インストールファイルのリリースイメージを
$RELEASE_IMAGE変数に設定します。$ RELEASE_IMAGE=$(./openshift-install version | awk '/release image/ {print $3}')以下のコマンドを実行して、OpenShift Container Platform リリースイメージから
CredentialsRequestオブジェクトのリストを抽出します。$ oc adm release extract \ --from=$RELEASE_IMAGE \ --credentials-requests \ --included \1 --install-config=<path_to_directory_with_installation_configuration>/install-config.yaml \2 --to=<path_to_directory_for_credentials_requests>3 注記このコマンドの実行には少し時間がかかる場合があります。
次のコマンドを実行し、
ccoctlツールを使用してCredentialsRequestオブジェクトをすべて処理します。$ ccoctl aws create-all \ --name=<name> \1 --region=<aws_region> \2 --credentials-requests-dir=<path_to_credentials_requests_directory> \3 --output-dir=<path_to_ccoctl_output_dir> \4 --create-private-s3-bucket5 - 1
- 追跡用に作成されたクラウドリソースにタグを付けるために使用される名前です。
- 2
- クラウドリソースが作成される AWS リージョンです。
- 3
- コンポーネント
CredentialsRequestオブジェクトのファイルを含むディレクトリーを指定します。 - 4
- オプション:
ccoctlユーティリティーがオブジェクトを作成するディレクトリーを指定します。デフォルトでは、ユーティリティーは、コマンドが実行されるディレクトリーにオブジェクトを作成します。 - 5
- オプション: デフォルトでは、
ccoctlユーティリティーは OpenID Connect (OIDC) 設定ファイルをパブリック S3 バケットに保存し、S3 URL をパブリック OIDC エンドポイントとして使用します。代わりに、パブリック CloudFront 配布 URL を介して IAM ID プロバイダーによってアクセスされるプライベート S3 バケットに OIDC 設定を保存するには、--create-private-s3-bucketパラメーターを使用します。
注記クラスターで
TechPreviewNoUpgrade機能セットによって有効化されたテクノロジープレビュー機能を使用している場合は、--enable-tech-previewパラメーターを含める必要があります。
検証
OpenShift Container Platform シークレットが作成されることを確認するには、
<path_to_ccoctl_output_dir>/manifestsディレクトリーのファイルを一覧表示します。$ ls <path_to_ccoctl_output_dir>/manifests出力例
cluster-authentication-02-config.yaml openshift-cloud-credential-operator-cloud-credential-operator-iam-ro-creds-credentials.yaml openshift-cloud-network-config-controller-cloud-credentials-credentials.yaml openshift-cluster-api-capa-manager-bootstrap-credentials-credentials.yaml openshift-cluster-csi-drivers-ebs-cloud-credentials-credentials.yaml openshift-image-registry-installer-cloud-credentials-credentials.yaml openshift-ingress-operator-cloud-credentials-credentials.yaml openshift-machine-api-aws-cloud-credentials-credentials.yamlAWS にクエリーを実行すると、IAM ロールが作成されていることを確認できます。詳細は AWS ドキュメントの IAM ロールの一覧表示を参照してください。
3.3.4.2.2.2. AWS リソースの個別の作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ccoctl ツールを使用して、AWS リソースを個別に作成できます。このオプションは、異なるユーザーや部門間でこれらのリソースを作成する責任を共有する組織に役に立ちます。
それ以外の場合は、ccoctl aws create-all コマンドを使用して AWS リソースを自動的に作成できます。詳細は、「単一コマンドによる AWS リソースの作成」を参照してください。
デフォルトで、ccoctl はコマンドが実行されるディレクトリーにオブジェクトを作成します。オブジェクトを別のディレクトリーに作成するには、--output-dir フラグを使用します。この手順では、<path_to_ccoctl_output_dir> を使用してこの場所を参照します。
一部の ccoctl コマンドは AWS API 呼び出しを行い、AWS リソースを作成または変更します。--dry-run フラグを使用して、API 呼び出しを回避できます。このフラグを使用すると、代わりにローカルファイルシステムに JSON ファイルが作成されます。JSON ファイルを確認して変更し、AWS CLI ツールで --cli-input-json パラメーターを使用して適用できます。
前提条件
-
ccoctlバイナリーを展開して準備しておく。
手順
次のコマンドを実行して、クラスターの OpenID Connect プロバイダーを設定するために使用されるパブリックおよびプライベート RSA キーファイルを生成します。
$ ccoctl aws create-key-pair出力例
2021/04/13 11:01:02 Generating RSA keypair 2021/04/13 11:01:03 Writing private key to /<path_to_ccoctl_output_dir>/serviceaccount-signer.private 2021/04/13 11:01:03 Writing public key to /<path_to_ccoctl_output_dir>/serviceaccount-signer.public 2021/04/13 11:01:03 Copying signing key for use by installerserviceaccount-signer.privateおよびserviceaccount-signer.publicは、生成されるキーファイルです。このコマンドは、クラスターがインストール時に必要とするプライベートキーを
/<path_to_ccoctl_output_dir>/tls/bound-service-account-signing-key.keyに作成します。次のコマンドを実行して、AWS 上に OpenID Connect ID プロバイダーと S3 バケットを作成します。
$ ccoctl aws create-identity-provider \ --name=<name> \1 --region=<aws_region> \2 --public-key-file=<path_to_ccoctl_output_dir>/serviceaccount-signer.public3 出力例
2021/04/13 11:16:09 Bucket <name>-oidc created 2021/04/13 11:16:10 OpenID Connect discovery document in the S3 bucket <name>-oidc at .well-known/openid-configuration updated 2021/04/13 11:16:10 Reading public key 2021/04/13 11:16:10 JSON web key set (JWKS) in the S3 bucket <name>-oidc at keys.json updated 2021/04/13 11:16:18 Identity Provider created with ARN: arn:aws:iam::<aws_account_id>:oidc-provider/<name>-oidc.s3.<aws_region>.amazonaws.comopenid-configurationは検出ドキュメントであり、keys.jsonは JSON Web キーセットファイルです。このコマンドは、YAML 設定ファイルを
/<path_to_ccoctl_output_dir>/manifests/cluster-authentication-02-config.yamlにも作成します。このファイルは、AWS IAM アイデンティティープロバイダーがトークンを信頼するように、クラスターが生成するサービスアカウントトークンの発行側の URL フィールドを設定します。クラスターの各コンポーネントに IAM ロールを作成します。
次のコマンドを実行して、インストールファイルのリリースイメージを
$RELEASE_IMAGE変数に設定します。$ RELEASE_IMAGE=$(./openshift-install version | awk '/release image/ {print $3}')OpenShift Container Platform リリースイメージから
CredentialsRequestオブジェクトの一覧を抽出します。$ oc adm release extract \ --from=$RELEASE_IMAGE \ --credentials-requests \ --included \1 --install-config=<path_to_directory_with_installation_configuration>/install-config.yaml \2 --to=<path_to_directory_for_credentials_requests>3 次のコマンドを実行し、
ccoctlツールを使用してCredentialsRequestオブジェクトをすべて処理します。$ ccoctl aws create-iam-roles \ --name=<name> \ --region=<aws_region> \ --credentials-requests-dir=<path_to_credentials_requests_directory> \ --identity-provider-arn=arn:aws:iam::<aws_account_id>:oidc-provider/<name>-oidc.s3.<aws_region>.amazonaws.com注記GovCloud などの代替の IAM API エンドポイントを使用する AWS 環境では、
--regionパラメーターでリージョンを指定する必要もあります。クラスターで
TechPreviewNoUpgrade機能セットによって有効化されたテクノロジープレビュー機能を使用している場合は、--enable-tech-previewパラメーターを含める必要があります。それぞれの
CredentialsRequestオブジェクトに、ccoctlは指定された OIDC アイデンティティープロバイダーに関連付けられた信頼ポリシーと、OpenShift Container Platform リリースイメージの各CredentialsRequestオブジェクトに定義されるパーミッションポリシーを使用して IAM ロールを作成します。
検証
OpenShift Container Platform シークレットが作成されることを確認するには、
<path_to_ccoctl_output_dir>/manifestsディレクトリーのファイルを一覧表示します。$ ls <path_to_ccoctl_output_dir>/manifests出力例
cluster-authentication-02-config.yaml openshift-cloud-credential-operator-cloud-credential-operator-iam-ro-creds-credentials.yaml openshift-cloud-network-config-controller-cloud-credentials-credentials.yaml openshift-cluster-api-capa-manager-bootstrap-credentials-credentials.yaml openshift-cluster-csi-drivers-ebs-cloud-credentials-credentials.yaml openshift-image-registry-installer-cloud-credentials-credentials.yaml openshift-ingress-operator-cloud-credentials-credentials.yaml openshift-machine-api-aws-cloud-credentials-credentials.yamlAWS にクエリーを実行すると、IAM ロールが作成されていることを確認できます。詳細は AWS ドキュメントの IAM ロールの一覧表示を参照してください。
3.3.4.2.3. Cloud Credential Operator ユーティリティーマニフェストの組み込み リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
個々のコンポーネントに対してクラスターの外部で管理される短期セキュリティー認証情報を実装するには、Cloud Credential Operator ユーティリティー (ccoctl) が作成したマニフェストファイルを、インストールプログラムの正しいディレクトリーに移動する必要があります。
前提条件
- クラスターをホストするクラウドプラットフォームでアカウントを設定しました。
-
Cloud Credential Operator ユーティリティー (
ccoctl) が設定されている。 -
ccoctlユーティリティーを使用して、クラスターに必要なクラウドプロバイダーリソースを作成している。
手順
install-config.yaml設定ファイルのcredentialsModeパラメーターをManualに設定しなかった場合は、次のように値を変更します。設定ファイルのサンプルスニペット
apiVersion: v1 baseDomain: example.com credentialsMode: Manual # ...インストールマニフェストファイルをまだ作成していない場合は、次のコマンドを実行して作成します。
$ openshift-install create manifests --dir <installation_directory>ここで、
<installation_directory>は、インストールプログラムがファイルを作成するディレクトリーに置き換えます。次のコマンドを実行して、
ccoctlユーティリティーが生成したマニフェストを、インストールプログラムが作成したmanifestsディレクトリーにコピーします。$ cp /<path_to_ccoctl_output_dir>/manifests/* ./manifests/秘密鍵を含む
tlsディレクトリーをインストールディレクトリーにコピーします。$ cp -a /<path_to_ccoctl_output_dir>/tls .
3.3.5. クラスターのデプロイ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
互換性のあるクラウドプラットフォームに OpenShift Container Platform をインストールできます。
インストールプログラムの create cluster コマンドは、初期インストール時に 1 回だけ実行できます。
前提条件
- クラスターをホストするクラウドプラットフォームでアカウントを設定しました。
- OpenShift Container Platform インストールプログラムおよびクラスターのプルシークレットがある。
- ホスト上のクラウドプロバイダーアカウントに、クラスターをデプロイするための適切な権限があることが確認されました。アカウントの権限が正しくないと、インストールプロセスが失敗し、不足している権限を示すエラーメッセージが表示されます。
手順
インストールプログラムが含まれるディレクトリーに切り替え、クラスターのデプロイメントを初期化します。
$ ./openshift-install create cluster --dir <installation_directory> \1 --log-level=info2 オプション: クラスターのインストールに使用した IAM アカウントから
AdministratorAccessポリシーを削除するか、無効にします。注記AdministratorAccessポリシーが提供する昇格したパーミッションはインストール時にのみ必要です。
検証
クラスターのデプロイが正常に完了すると、次のようになります。
-
ターミナルには、Web コンソールへのリンクや
kubeadminユーザーの認証情報など、クラスターにアクセスするための指示が表示されます。 -
認証情報は
<installation_directory>/.openshift_install.logにも出力されます。
インストールプログラム、またはインストールプログラムが作成するファイルを削除することはできません。これらはいずれもクラスターを削除するために必要になります。
出力例
...
INFO Install complete!
INFO To access the cluster as the system:admin user when using 'oc', run 'export KUBECONFIG=/home/myuser/install_dir/auth/kubeconfig'
INFO Access the OpenShift web-console here: https://console-openshift-console.apps.mycluster.example.com
INFO Login to the console with user: "kubeadmin", and password: "password"
INFO Time elapsed: 36m22s
-
インストールプログラムが生成する Ignition 設定ファイルには、24 時間が経過すると期限切れになり、その後に更新される証明書が含まれます。証明書を更新する前にクラスターが停止し、24 時間経過した後にクラスターを再起動すると、クラスターは期限切れの証明書を自動的に復元します。例外として、kubelet 証明書を回復するために保留状態の
node-bootstrapper証明書署名要求 (CSR) を手動で承認する必要があります。詳細は、コントロールプレーン証明書の期限切れの状態からのリカバリー に関するドキュメントを参照してください。 - 24 時間証明書はクラスターのインストール後 16 時間から 22 時間にローテーションするため、Ignition 設定ファイルは、生成後 12 時間以内に使用することを推奨します。12 時間以内に Ignition 設定ファイルを使用することにより、インストール中に証明書の更新が実行された場合のインストールの失敗を回避できます。
3.3.6. CLI の使用によるクラスターへのログイン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスター kubeconfig ファイルをエクスポートし、デフォルトシステムユーザーとしてクラスターにログインできます。kubeconfig ファイルには、クライアントを正しいクラスターおよび API サーバーに接続するために CLI で使用されるクラスターに関する情報が含まれます。このファイルはクラスターに固有のファイルであり、OpenShift Container Platform のインストール時に作成されます。
前提条件
- OpenShift Container Platform クラスターをデプロイしていること。
-
ocCLI をインストールしていること。
手順
kubeadmin認証情報をエクスポートします。$ export KUBECONFIG=<installation_directory>/auth/kubeconfig1 - 1
<installation_directory>には、インストールファイルを保存したディレクトリーへのパスを指定します。
エクスポートされた設定を使用して、
ocコマンドを正常に実行できることを確認します。$ oc whoami出力例
system:admin
3.3.7. Web コンソールを使用したクラスターへのログイン リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
kubeadmin ユーザーは、OpenShift Container Platform のインストール後はデフォルトで存在します。OpenShift Container Platform Web コンソールを使用し、kubeadmin ユーザーとしてクラスターにログインできます。
前提条件
- インストールホストにアクセスできる。
- クラスターのインストールを完了しており、すべてのクラスター Operator が利用可能である。
手順
インストールホストで
kubeadmin-passwordファイルからkubeadminユーザーのパスワードを取得します。$ cat <installation_directory>/auth/kubeadmin-password注記または、インストールホストで
<installation_directory>/.openshift_install.logログファイルからkubeadminパスワードを取得できます。OpenShift Container Platform Web コンソールルートをリスト表示します。
$ oc get routes -n openshift-console | grep 'console-openshift'注記または、インストールホストで
<installation_directory>/.openshift_install.logログファイルからで OpenShift Container Platform ルートを取得できます。出力例
console console-openshift-console.apps.<cluster_name>.<base_domain> console https reencrypt/Redirect None-
Web ブラウザーで前述のコマンドの出力で詳細に説明されたルートに移動し、
kubeadminユーザーとしてログインします。
3.3.8. 次のステップ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- インストールの検証。
- クラスターをカスタマイズ します。
- 必要に応じて、リモートヘルスレポートをオプトアウト できます。
- 必要に応じて、クラウドプロバイダーの認証情報を削除 できます。