12.3. 仮想マシン (VM) のセカンダリーネットワークインターフェイスを Network Observability 用に設定する


OVN-Kubernetes などを介してセカンダリーネットワークに接続された仮想マシンから送信される eBPF エンリッチ化ネットワークフローを検出することで、OpenShift Virtualization 環境のネットワークトラフィックを観測できます。デフォルトの内部 Pod ネットワークに接続されている仮想マシンからのネットワークフローは、Network Observability によって自動的にキャプチャーされます。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、仮想マシンのランチャー Pod に関する情報を取得します。この情報はステップ 5 で使用します。

    $ oc get pod virt-launcher-<vm_name>-<suffix> -n <namespace> -o yaml
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    apiVersion: v1
    kind: Pod
    metadata:
      annotations:
        k8s.v1.cni.cncf.io/network-status: |-
          [{
            "name": "ovn-kubernetes",
            "interface": "eth0",
            "ips": [
              "10.129.2.39"
            ],
            "mac": "0a:58:0a:81:02:27",
            "default": true,
            "dns": {}
          },
          {
            "name": "my-vms/l2-network",   
    1
    
            "interface": "podc0f69e19ba2", 
    2
    
            "ips": [                       
    3
    
              "10.10.10.15"
            ],
            "mac": "02:fb:f8:00:00:12",    
    4
    
            "dns": {}
          }]
      name: virt-launcher-fedora-aqua-fowl-13-zr2x9
      namespace: my-vms
    spec:
    #  ...
    status:
    #  ...
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    1
    セカンダリーネットワークの名前。
    2
    セカンダリーネットワークのネットワークインターフェイス名。
    3
    セカンダリーネットワークで使用される IP のリスト。
    4
    セカンダリーネットワークに使用される MAC アドレス。
  2. Web コンソールで、Operators Installed Operators に移動します。
  3. NetObserv OperatorProvided APIs 見出しの下で、Flow Collector を選択します。
  4. cluster を選択し、YAML タブを選択します。
  5. 追加のネットワーク調査で調べた情報に基づいて FlowCollector を設定します。

    apiVersion: flows.netobserv.io/v1beta2
    kind: FlowCollector
    metadata:
      name: cluster
    spec:
      agent:
        ebpf:
          privileged: true            
    1
    
      processor:
        advanced:
          secondaryNetworks:
          - index:  
    2
    
            - MAC   
    3
    
            name: my-vms/l2-network  
    4
    
    # ...
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    1
    セカンダリーインターフェイスのフローが収集されるように、eBPF エージェントが privileged モードになっていることを確認します。
    2
    仮想マシンランチャー Pod のインデックス作成に使用するフィールドを定義します。セカンダリーインターフェイスのネットワークフローのエンリッチメントを取得するには、MAC アドレスをインデックスフィールドとして使用することを推奨します。Pod 間で MAC アドレスが重複している場合は、IPInterface などの追加のインデックスフィールドを追加すると、正確なエンリッチメントを取得できます。
    3
    追加のネットワーク情報に MAC アドレスがある場合は、フィールドリストに MAC を追加します。
    4
    k8s.v1.cni.cncf.io/network-status アノテーションで見つかったネットワークの名前を指定します。通常は <namespace>/<network_attachement_definition_name> です。
  6. 仮想マシンのトラフィックを観測します。

    1. Network Traffic ページに移動します。
    2. k8s.v1.cni.cncf.io/network-status アノテーションで見つかった仮想マシンの IP を使用して、Source IP でフィルタリングします。
    3. エンリッチする必要がある Source フィールドと Destination フィールドの両方を表示し、仮想マシンランチャー Pod と仮想マシンインスタンスを所有者として指定します。
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