第8章 Google Cloud 上のクラスターを共有 VPC にインストールする方法
OpenShift Container Platform バージョン 4.17 では、クラスターを Google Cloud の共有 Virtual Private Cloud (VPC)にインストールできます。このインストール方法では、クラスターは別の Google Cloud プロジェクトの VPC を使用するように設定されます。共有 VPC により、組織は複数のプロジェクトから共通の VPC ネットワークにリソースを接続できるようになります。対象のネットワークの内部 IP アドレスを使用して、組織内の通信を安全かつ効率的に実行できます。共有 VPC の詳細は、Google Cloud ドキュメントの共有 VPC の概要 を参照してください。
インストールプログラムは、カスタマイズ可能な残りの必要なインフラストラクチャーをプロビジョニングします。インストールをカスタマイズするには、クラスターをインストールする前に、install-config.yaml ファイルでパラメーターを変更します。
8.1. 前提条件 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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- OpenShift Container Platform のインストールおよび更新 プロセスの詳細を確認した。
- クラスターインストール方法の選択およびそのユーザー向けの準備 を確認した。
- ファイアウォールを使用する場合は、クラスターがアクセスを必要とするサイトを許可するようにファイアウォールを設定する必要がある。
- クラスターをホストするための GCP プロジェクトを設定 した。サービスプロジェクトと呼ばれるこのプロジェクトは、ホストプロジェクトに割り当てる必要があります。詳細は、Attaching service projects in the GCP documentation を参照してください。
- ホストプロジェクトとサービスプロジェクトの両方で 必要な GCP 権限 を持つ GCP サービスアカウントを持っている。
- VPC からのインターネットアクセスを確実に利用できるように、共有 VPC ネットワークが含まれ、Cloud Router と Cloud NAT ゲートウェイが設定された Google Cloud ホストプロジェクトがある。詳細は、Cloud Router overview および Cloud NAT overview (Google ドキュメント) を参照してください。