1.8. 既知の問題


  • libreswan の動作のリグレッションにより、IPsec が有効になっている一部のノードが、同じクラスター内の他のノード上の Pod との通信を失う原因となりました。この問題を解決するには、クラスターの IPsec を無効にすることを検討してください。(OCPBUGS-43714)
  • oc annotate コマンドは、等号 (=) が含まれる LDAP グループ名では機能しません。これは、コマンドがアノテーション名と値の間に等号を区切り文字として使用するためです。回避策として、oc patch または oc edit を使用してアノテーションを追加します。(BZ#1917280)
  • UserDefinedNetwork リソースによって作成された NetworkAttachmentDefinition (NAD) リソースをの削除時に、既知の問題が発生します。NAD を削除する前に、Pod が NAD を参照していないか確認する必要があります。NAD の前に Pod を削除する必要があります。そうしない場合、、Pod が予期しない状態になる可能性があります。(OCPBUGS-39185)
  • Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) イメージに含まれる DNF パッケージマネージャーは、実行時に使用できません。これは DNF が、Red Hat サブスクリプションに登録されたクラスター内の有資格ノードにアクセスするために追加のパッケージに依存しているためです。回避策として、代わりに rpm-ostree コマンドを使用します。(OCPBUGS-35247)
  • Microsoft Azure にクラスターをインストールする場合、install-config.yaml ファイルが提供されていないとインストールは失敗します。install-config.yaml ファイルが提供され、controlPlane.platform が存在し、controlPlane.platform.azure が提供されていない場合、インストールは失敗します。(OCPBUGS-42296)

    サンプル設定ファイルは、Azure のカスタマイズされた install-config.yaml ファイルのサンプル を参照するか、次の例のように null 以外のパラメーターを設定します。

    controlPlane:
      platform:
        azure: {}
  • Microsoft Azure に複数のクラスターをインストールする場合、同じインストールホストから複数のインストールを同時に実行すると、1 つのクラスターしか正常にインストールされません。インストールを同時にではなく順番に実行すると、同じインストールホストから Azure に複数のクラスターをインストールできます。(OCPBUGS-36202)
  • Microsoft Azure にクラスターをインストールする場合、コントロールプレーンマシンに Standard_M8-4ms インスタンスタイプを指定すると、そのインスタンスタイプがメモリーを整数形式ではなく小数形式で指定するため、エラーが発生します。(OCPBUGS-42241)
  • OpenShift Container Platform 4.17 のリリースに伴い、ストレージアカウントの命名方法が変更されたため、イメージレジストリーがプライベートとして設定されている場合に、Azure File Container Storage Interface (CSI) ドライバーがボリュームをすべてマウントできないという問題が発生していました。マウント失敗の原因は、CSI ドライバーが、ワーカーサブネットからの接続を許可するように設定されていない Image Registry Operator のストレージアカウントを使用しようとしていたことです。この問題は OpenShift Container Platform 4.17.5 で解決されました。それ以降のリリースには修正が適用されます。
  • Azure にクラスターをインストールするときに、顧客の管理化にある暗号鍵が指定されていると、インストールは失敗します。(OCPBUGS-42349)
  • Operator と追加イメージのミラーリング中にエラーが発生すると、ファイルが生成されていない場合でも "Generating Catalog Source" というログメッセージが表示されることがあります。(OCPBUGS-42503)
  • クラスター上で IPsec が有効になっている場合、north-south IPsec 接続をホストしているノード上で、ipsec.service systemd ユニットを再起動するか、ovn-ipsec-host Pod を再起動すると、IPsec 接続が失われます。(RHEL-26878)
  • OpenShift Container Platform クラスターでクラウドネイティブネットワーク関数 (CNF) のレイテンシーテストを実行すると、テストのレイテンシーしきい値 (たとえば、cyclictest テストの場合は 20 マイクロ秒) を超える結果が返されることがあります。その結果、テストは失敗します。(OCPBUGS-42328)
  • 各ノードグループは、1 つの MachineConfigPool オブジェクトのみと一致する必要があります。場合によっては、NUMA Resources Operator が、ノードグループが複数の MachineConfigPool オブジェクトと一致する設定を許可することがあります。この問題により、リソース管理で予期しない動作が発生する可能性があります。(OCPBUGS-42523)
  • NUMA Resources Operator をデプロイする予定の場合は、OpenShift Container Platform バージョン 4.17.7 または 4.17.8 を使用しないでください。(OCPBUGS-45639)
  • br-ex インターフェイスにアタッチされているカーネルボンディングで NetworkNodeConfigurationPolicy のボンディングモードが balance-rr から active-backup に変更されると、任意のノードで変更が失敗する可能性があります。回避策として、ボンディングポート設定を指定せずに NetworkNodeConfigurationPolicy オブジェクトを作成します。(OCPBUGS-42031)
  • クローン作成中、まもしくはボリュームスナップショットの取得中または復元中にコントローラー Pod が終了した場合、Microsoft Azure File のクローンまたはスナップショットの永続ボリューム要求 (PVC) は保留状態のままになります。この問題を解決するには、影響を受けるクローンまたはスナップショットの PVC をすべて削除してから、それらの PVC を再作成します。(OCPBUGS-35977)
  • bootstrap-kubeconfig ファイルで誤った KAS ポートが使用されているため、AWS に自己管理型のホストされたプライベートクラスターのデプロイが失敗します。その結果、AWS インスタンスはプロビジョニングされますが、ホストされたクラスターにノードとして参加することはできません。(OCPBUGS-31840)
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