14.4. IBM Z 上のホステッドクラスターの破棄
コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用して、IBM Z コンピュートノードを含む x86
ベアメタル上のホステッドクラスターとそのマネージドクラスターリソースを破棄できます。
14.4.1. IBM Z コンピュートノードを含む x86 ベアメタル上のホステッドクラスターの破棄
IBM Z コンピュートノードを含む x86
ベアメタル上のホステッドクラスターとそのマネージドクラスターを破棄するには、コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用できます。
手順
次のコマンドを実行して、
NodePool
オブジェクトを0
ノードにスケーリングします。$ oc -n <hosted_cluster_namespace> scale nodepool <nodepool_name> --replicas 0
NodePool
オブジェクトを0
にスケーリングすると、コンピュートノードがホステッドクラスターからデタッチされます。OpenShift Container Platform バージョン 4.17 では、この機能は KVM を使用する IBM Z にのみ適用されます。z/VM および LPAR の場合は、コンピュートノードを手動で削除する必要があります。コンピュートノードをクラスターに再アタッチする場合は、必要なコンピュートノードの数を指定して
NodePool
オブジェクトをスケールアップできます。z/VM および LPAR の場合、エージェントを再利用するには、Discovery
イメージを使用してエージェントを再作成する必要があります。重要コンピュートノードがホステッドクラスターからデタッチされていない場合、または
Notready
状態のままになっている場合は、次のコマンドを実行してコンピュートノードを手動で削除します。$ oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig delete node <compute_node_name>
次のコマンドを入力して、コンピュートノードのステータスを確認します。
$ oc --kubeconfig <hosted_cluster_name>.kubeconfig get nodes
コンピュートノードがホステッドクラスターからデタッチされると、エージェントのステータスは
auto-assign
に変更されます。次のコマンドを実行して、クラスターからエージェントを削除します。
$ oc -n <hosted_control_plane_namespace> delete agent <agent_name>
注記クラスターからエージェントを削除した後、エージェントとして作成した仮想マシンを削除できます。
次のコマンドを実行して、ホステッドクラスターを破棄します。
$ hcp destroy cluster agent --name <hosted_cluster_name> --namespace <hosted_cluster_namespace>