1.2. Pod について
Pod は、ノードに一緒にデプロイされる 1 つ以上のコンテナーです。クラスター管理者は、Pod を定義し、スケジューリングの準備ができている正常なノードで実行するように割り当て、管理することができます。コンテナーが実行されている限り、Pod は実行されます。Pod を定義して実行すると、Pod を変更することはできません。Pod を操作するときに実行できる操作は次のとおりです。
読み取り操作
管理者は、次のタスクを通じてプロジェクト内の Pod に関する情報を取得できます。
- レプリカと再起動の数、現在のステータス、経過時間などの情報を含む、プロジェクトに関連付けられている Pod を一覧表示 します。
- CPU、メモリー、ストレージ消費量などの Pod 使用状況の統計を表示 します。
管理操作
次のタスクのリストは、管理者が Red Hat OpenShift Service on AWS で Pod を管理する方法の概要を示しています。
Red Hat OpenShift Service on AWS で利用可能な高度なスケジューリング機能を使用して、Pod のスケジューリングを制御します。
- Pod アフィニティー、ノードアフィニティー、アンチ アフィニティーなどのノードから Pod へのバインディングルール。
- ノードラベルとセレクター。
- Pod トポロジー分散制約。
- Pod コントローラーと再起動ポリシーを使用して、再起動後の Pod の動作を設定します。
- Pod で送信トラフィックと受信トラフィックの両方を制限 します。
- Pod テンプレートを持つ任意のオブジェクトにボリュームを追加および削除します。ボリュームは、Pod 内のすべてのコンテナーで使用できるマウントされたファイルシステムです。コンテナーの保管はエフェメラルなものです。ボリュームを使用して、コンテナーデータを永続化できます。
エンハンスメント操作
Red Hat OpenShift Service on AWS で利用可能なさまざまなツールと機能を使用して、Pod をより簡単かつ効率的に操作できます。次の操作では、これらのツールと機能を使用して Pod をより適切に管理します。
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Secrets: 一部のアプリケーションでは、パスワードやユーザー名などの機密情報が必要です。管理者は
Secret
オブジェクト を使用して、機密データを Pod に提供できます。