第1章 Operator の概要

Operator は、Red Hat OpenShift Service on AWS の最も重要なコンポーネントの 1 つです。コントロールプレーンでサービスをパッケージ化、デプロイ、および管理するための推奨される方法です。Operator の使用は、ユーザーが実行するアプリケーションにも各種の利点があります。

Operator は kubectl や OpenShift CLI (oc)などの Kubernetes API および CLI ツールと統合します。Operator はアプリケーションの監視、ヘルスチェックの実行、OTA (over-the-air) 更新の管理を実行し、アプリケーションが指定した状態にあることを確認するための手段となります。

Operator は、インストールや設定などの一般的な Day 1 操作を実装し、自動化するための Kubernetes ネイティブアプリケーション専用に設計されています。Operator は、自動スケーリングやスケールダウン、バックアップの作成など、Day 2 の操作を自動化することもできます。これらのアクティビティーはすべて、クラスターで実行されているソフトウェアによって転送されます。

Red Hat OpenShift Service on AWS の Operator は、目的に応じて 2 つの異なるシステムによって管理されます。どちらも同様の Operator の概念と目標に準拠しています。