第4章 チュートリアル: カスタム DNS リゾルバーを使用した Red Hat OpenShift Service on AWS のデプロイ
カスタムの DHCP オプションセットを使用 すると、独自の DNS サーバー、ドメイン名などを使用して VPC をカスタマイズできます。Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターは、カスタムの DHCP オプションセットの使用をサポートしています。デフォルトでは、Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターの場合、クラスターの作成と操作を正常に行うために、"domain name servers" オプションを AmazonProvidedDNS
に設定する必要があります。DNS 解決にカスタム DNS サーバーを使用するお客様は、Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターの作成と操作を正常に実行できるように、追加の設定を行う必要があります。
このチュートリアルでは、特定の DNS ゾーン (詳細は後述) の DNS ルックアップを Amazon Route 53 Inbound Resolver に転送するように DNS サーバーを設定します。
このチュートリアルでは、オープンソースの BIND DNS サーバー (named
) を使用して、Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターのデプロイ先の VPC にある Amazon Route 53 Inbound Resolver に DNS ルックアップを転送するために必要な設定を示します。ゾーン転送を設定する方法は、希望する DNS サーバーのドキュメントを参照してください。
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ROSA CLI (
rosa
) -
AWS CLI (
aws
) - 手動で作成した AWS VPC
- カスタム DNS サーバーを参照するように設定され、VPC のデフォルトとして設定されている DHCP オプションセット