2.4. オプトインリージョンでのクラスターデプロイの要件
AWS のオプトインリージョンとは、AWS アカウントでデフォルトで有効になっていないリージョンです。オプトインリージョンで AWS Security Token Service (STS) を使用する Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターをデプロイする場合は、次の要件を満たす必要があります。
- リージョンは AWS アカウントで有効にする必要があります。オプトインリージョンの有効化の詳細は、AWS ドキュメント AWS リージョンの管理 を参照してください。
- AWS アカウントのセキュリティートークンバージョンは、バージョン 2 に設定する必要があります。オプトインリージョンにバージョン 1 セキュリティートークンを使用することはできません。 重要- セキュリティートークンのバージョン 2 に更新すると、トークンが長くなるため、トークンを保管するシステムに影響が出ることがあります。詳細は、the AWS documentation on setting STS preferences を参照してください。 
2.4.1. AWS セキュリティートークンのバージョン設定
AWS オプトインリージョンで AWS Security Token Service (STS) を使用する Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターを作成する場合は、AWS アカウントでセキュリティートークンのバージョンをバージョン 2 に設定する必要があります。
前提条件
- インストールホストに最新の AWS CLI をインストールして設定した。
手順
- AWS CLI の設定で定義されている AWS アカウントの ID をリスト表示します。 - aws sts get-caller-identity --query Account --output json - $ aws sts get-caller-identity --query Account --output json- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - 出力が該当する AWS アカウントの ID と一致していることを確認します。 
- AWS アカウントに設定されているセキュリティートークンのバージョンを記載します。 - aws iam get-account-summary --query SummaryMap.GlobalEndpointTokenVersion --output json - $ aws iam get-account-summary --query SummaryMap.GlobalEndpointTokenVersion --output json- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow - 出力例 - 1 - 1- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 
- AWS アカウントの全リージョンのセキュリティートークンのバージョンをバージョン 2 に更新するには、以下のコマンドを実行します。 - aws iam set-security-token-service-preferences --global-endpoint-token-version v2Token - $ aws iam set-security-token-service-preferences --global-endpoint-token-version v2Token- Copy to Clipboard Copied! - Toggle word wrap Toggle overflow 重要- セキュリティートークンのバージョン 2 に更新すると、トークンが長くなるため、トークンを保管するシステムに影響が出ることがあります。詳細は、the AWS documentation on setting STS preferences を参照してください。