第10章 ROSA with HCP のイメージ設定リソース
以下の手順でイメージレジストリーを設定します。
10.1. ROSA with HCP のイメージコントローラー設定パラメーター
image.config.openshift.io/cluster
リソースは、イメージの処理方法に関するクラスター全体の情報を保持します。このリソースは、存在しますが読み取り専用であり、ROSA CLI (rosa
) などのサポートされているツールを通じてのみ変更できます。唯一有効な正規の名前は cluster
です。このリソースは、Red Hat OpenShift Service on AWS Hosted Control Plane では、ROSA CLI (rosa
) コマンドを使用して設定できます。
DisableScheduledImport
、MaxImagesBulkImportedPerRepository
、MaxScheduledImportsPerMinute
、ScheduledImageImportMinimumIntervalSeconds
、InternalRegistryHostname
などのパラメーターは設定できません。
ROSA CLI のパラメーター | 説明 |
---|---|
|
イメージのプルおよびプッシュアクションが許可されるレジストリー。すべてのサブドメインを指定するには、ドメイン名に接頭辞としてアスタリスク ( |
|
有効な TLS 証明書を持たないか、HTTP 接続のみをサポートするレジストリーです。すべてのサブドメインを指定するには、ドメイン名に接頭辞としてアスタリスク ( |
|
イメージのプルおよびプッシュアクションが拒否されるレジストリー。すべてのサブドメインを指定するには、ドメイン名に接頭辞としてアスタリスク ( |
|
コンテナーランタイムがビルドおよび Pod のイメージへのアクセス時に個々のレジストリーを処理する方法を決定する設定が含まれます。たとえば、非セキュアなアクセスを許可するかどうかなどです。内部クラスターレジストリーの設定は含まれません。標準ユーザーがイメージのインポートに使用できるコンテナーイメージレジストリーを制限します。形式は、 |
| 信頼する追加の各レジストリー CA について、レジストリーホスト名をキーとして、PEM でエンコードされた証明書を値として含む JSON ファイル。 |
allowedRegistries
パラメーターが定義されている場合、明示的にリストされたレジストリーを除き、すべてのレジストリーがブロックされます。Pod の障害を防ぐために、環境内のペイロードイメージに必要な Red Hat レジストリーのリストが自動的にホワイトリストに登録されます。現在のリストは image-registry.openshift-image-registry.svc:5000,quay.io,registry.redhat.io
で構成されています。これは rosa describe cluster
コマンドを実行すると表示されます。