第1章 Web コンソールの概要
Red Hat OpenShift Service on AWS の Web コンソールは、プロジェクトデータを視覚化し、管理およびトラブルシューティングタスクを実行するためのグラフィカルユーザーインターフェイスを備えています。Web コンソールは、openshift-console プロジェクトのコントロールプレーンノードで Pod として実行されます。これは console-operator
Pod によって管理されます。Administrator および Developer パースペクティブの両方がサポートされます。
Administrator および Developer パースペクティブの両方で、Red Hat OpenShift Service on AWS のクイックスタートチュートリアルを作成できます。クイックスタートは、ユーザータスクに関するガイド付きチュートリアルで、アプリケーション、Operator、またはその他の製品オファリングを理解するのに役立ちます。
1.1. Web コンソールの Administrator パースペクティブについて
Administrator パースペクティブでは、クラスターインベントリー、容量、全般的および特定の使用に関する情報、および重要なイベントのストリームを表示できます。これらはすべて、プランニングおよびトラブルシューティングの作業を簡素化するのに役立ちます。プロジェクト管理者とクラスター管理者の両方が Administrator パースペクティブを表示できます。
Red Hat OpenShift Service on AWS 4.7 以降の場合、クラスター管理者は Web Terminal Operator を使用して組み込みのコマンドラインターミナルインスタンスを開くこともできます。
表示されるデフォルトの Web コンソールパースペクティブは、ユーザーのロールによって異なります。ユーザーが管理者として認識される場合、Administrator パースペクティブがデフォルトで表示されます。
Administrator パースペクティブは、以下を実行する機能などの管理者のユースケースに固有のワークフローを提供します。
- ワークロード、ストレージ、ネットワーク、およびクラスター設定を管理する。
- Operator Hub を使用して Operator をインストールし、管理する。
- ユーザーにログインを許可し、ロールおよびロールバインディングを使用してユーザーアクセスを管理できるようにするアイデンティティープロバイダーを追加する。
- クラスターの更新、部分的なクラスターの更新、クラスター Operator、カスタムリソース定義 (CRD)、ロールバインディング、リソースクォータなど、さまざまな高度な設定を表示および管理する。
- メトリクス、アラート、モニタリングダッシュボードなどのモニタリング機能にアクセスし、管理する。
- クラスターに関するロギング、メトリック、および高ステータスの情報を表示し、管理する。
- Red Hat OpenShift Service on AWS の Administrator パースペクティブに関連するアプリケーション、コンポーネント、およびサービスを視覚的に操作する。