3.2. Jenkins イメージストリームタグのカスタマイズ


デフォルトのアップグレード動作をオーバーライドし、Jenkins イメージのアップグレード方法を制御するには、Jenkins デプロイメント設定で使用するイメージストリームタグの値を設定します。

デフォルトのアップグレード動作は、Jenkins イメージがインストールペイロードの一部であったときに存在した動作です。jenkins-rhel.json イメージストリームファイル内のイメージストリームタグ名 2 および ocp-upgrade-redeploy は、SHA 固有のイメージ参照を使用します。したがって、これらのタグが新しい SHA で更新されると、Red Hat OpenShift Service on AWS のイメージ変更コントローラーが、jenkins-ephemeral.jsonjenkins-persistent.json などの関連テンプレートから Jenkins デプロイメント設定を自動的に再デプロイします。

新しいデプロイメントの場合、そのデフォルト値をオーバーライドするには、jenkins-ephemeral.json Jenkins テンプレートの JENKINS_IMAGE_STREAM_TAG の値を変更します。たとえば、"value": "jenkins:2"2 を次のイメージストリームタグのいずれかに置き換えます。

  • ocp-upgrade-redeploy (デフォルト値) を指定すると、Red Hat OpenShift Service on AWS をアップグレードするときに Jenkins イメージが更新されます。
  • user-maintained-upgrade-redeploy を指定した場合、Red Hat OpenShift Service on AWS をアップグレードした後、$ oc import-image jenkins:user-maintained-upgrade-redeploy -n openshift を実行して Jenkins を手動で再デプロイする必要があります。
  • schedule-upgrade-redeploy は、指定された <image>:<tag> の組み合わせの変更を定期的にチェックし、変更されたときにイメージをアップグレードします。イメージ変更コントローラーは、変更されたイメージをプルし、テンプレートによってプロビジョニングされた Jenkins デプロイ設定を再デプロイします。このスケジュールされたインポートポリシーの詳細は、次の関連情報に記載される「イメージストリームへのタグの追加」を参照してください。
注記

既存のデプロイメントの現在のアップグレード値をオーバーライドするには、それらのテンプレートパラメーターに対応する環境変数の値を変更します。

前提条件

  • Red Hat OpenShift Service on AWS 4 で OpenShift Jenkins を実行している。
  • OpenShift Jenkins がデプロイされている namespace を知ってる。

手順

  • <namespace> を OpenShift Jenkins がデプロイされている namespace に置き換え、<image_stream_tag> をイメージストリームタグに置き換えて、イメージストリームタグの値を設定します。

    $ oc patch dc jenkins -p '{"spec":{"triggers":[{"type":"ImageChange","imageChangeParams":{"automatic":true,"containerNames":["jenkins"],"from":{"kind":"ImageStreamTag","namespace":"<namespace>","name":"jenkins:<image_stream_tag>"}}}]}}'

    ヒント

    または、Jenkins デプロイメント設定 YAML を編集するには、$ oc edit dc/jenkins -n <namespace> を入力し、value: 'jenkins:<image_stream_tag>' 行を更新します。

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