1.7. 自動スケーリング


クラスターオートスケーラー は、Pod リソースに基づいてクラスターにワーカーノードを追加または削除します。

クラスターオートスケーラーは、次の場合にクラスターのサイズを増やします。

  • リソースが不足しているため、Pod を現在のノードでスケジュールできない場合。
  • デプロイメントのニーズを満たすために、別のノードが必要な場合。

クラスターオートスケーラーは、指定の制限を超えてクラスターリソースを拡大することはありません。

クラスターオートスケーラーは、次の場合にクラスターのサイズを減らします。

  • 一部のノードが長期間続けて必要とされない場合。たとえば、ノードのリソース使用量が低く、そのノードの重要な Pod がすべて他のノードに収まる場合です。

1.7.1. CLI を使用した既存マシンプールの自動スケーリングの有効化

注記

クラスターの自動スケーリングは、クラスターの作成時、および新しいマシンプールを作成するときに、--enable-autoscaling オプションを使用して有効にできます。

  1. 自動スケーリングは、マシンプールの可用性に基づいて設定されます。どのマシンプールが自動スケーリングに使用できるかを確認するには、次のコマンドを実行します。

    $ rosa list machinepools -c <cluster-name>
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    出力例

    ID       AUTOSCALING  REPLICAS  INSTANCE TYPE  LABELS    TAINTS    AVAILABILITY ZONE  SUBNET                    DISK SIZE  VERSION  AUTOREPAIR
    workers  No           2/2       m5.xlarge                          us-east-1f         subnet-<subnet_id>  300 GiB    4.14.36  Yes
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  2. 次のコマンドを実行して、利用可能なマシンプールに自動スケーリングを追加します。

    $ rosa edit machinepool -c <cluster-name> --enable-autoscaling <machinepool-name> --min-replicas=<num> --max-replicas=<num>
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    入力の例

    $ rosa edit machinepool -c my-rosa-cluster --enable-autoscaling workers --min-replicas=2 --max-replicas=4
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    上記のコマンドは、リソースに応じて 2 - 4 ノードの間でスケーリングするワーカーノードのオートスケーラーを作成します。

1.7.2. UI を使用した既存マシンプールの自動スケーリングの有効化

注記

マシンプールの作成時に Enable autoscaling チェックボックスをオンにすることで、クラスターの作成時にクラスターの自動スケーリングを有効にできます。

  1. Machine pools タブに移動し、右側の 3 つの点をクリックします。
  2. Edit をクリックし、Enable autoscaling をクリックします。
  3. 最小ノード数と最大ノード数を編集するか、デフォルトの数値のままにします。
  4. Save をクリックします。
  5. 次のコマンドを実行して、自動スケーリングが追加されたことを確認します。

    $ rosa list machinepools -c <cluster-name>
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    出力例

    ID       AUTOSCALING  REPLICAS  INSTANCE TYPE  LABELS    TAINTS    AVAILABILITY ZONE  SUBNET                    DISK SIZE  VERSION  AUTOREPAIR
    workers  Yes          2/2-4     m5.xlarge                          us-east-1f         subnet-<subnet_id>  300 GiB    4.14.36  Yes
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