2.2. デフォルトのクラスター仕様の概要


デフォルトのインストールオプションを使用して、Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターをすばやく作成できます。

次の要約では、デフォルトのクラスター仕様を説明します。

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表2.1 Red Hat OpenShift Service on AWS のクラスター仕様
コンポーネントデフォルトの仕様

アカウントおよびロール

  • デフォルトの IAM ロールの接頭辞: HCP-ROSA

クラスター設定

  • デフォルトのクラスターバージョン: 最新
  • ROSA CLI (rosa) を使用したインストールのデフォルトの AWS リージョン: aws CLI 設定によって定義されます。
  • デフォルトの EC2 IMDS エンドポイント (v1 と v2 の両方) が有効になっています
  • 可用性: データプレーンの単一ゾーン
  • ユーザー定義プロジェクトの監視: 有効
  • クラスター管理者ロールは作成されない

コンピュートノードマシンプール

  • コンピュートノードインスタンスタイプ: m5.xlarge (4 vCPU 16, GiB RAM)
  • コンピュートノード数: 2
  • 自動スケーリング: 無効
  • 追加のノードラベルなし

ネットワーク設定

  • クラスターのプライバシー: パブリック
  • クラスター全体のプロキシーは設定されていません。

Classless Inter-Domain Routing (CIDR) の範囲

  • Machine CIDR: 10.0.0.0/16
  • Service CIDR: 172.30.0.0/16
  • Pod CIDR: 10.128.0.0/14
  • Host prefix: /23

    注記

    静的 IP アドレス 172.20.0.1 は、内部 Kubernetes API アドレス用に予約されています。マシン、Pod、およびサービスの CIDR 範囲は、この IP アドレスと競合してはなりません。

クラスターのロールおよびポリシー

  • Operator ロールおよび OpenID Connect (OIDC) プロバイダーの作成に使用されるモード: auto

    注記

    Hybrid Cloud Console で OpenShift Cluster Manager を使用してインストールする場合、auto モードには管理者権限が割り当てられた OpenShift Cluster Manager ロール (ocm-role) が必要です。

  • デフォルトの Operator ロールの接頭辞: <cluster_name>-<4_digit_random_string>

ストレージ

  • ノードボリューム:

    • タイプ: AWS EBS GP3
    • デフォルトサイズ: 300 GiB (作成時に調整可能)
  • ワークロード永続ボリューム:

    • デフォルトの StorageClass: gp3-csi
    • プロビジョナー: ebs.csi.aws.com
    • 動的永続ボリュームのプロビジョニング

クラスター更新ストラテジー

  • 個別の更新
  • 1 時間のノード drain (Pod の退避) 猶予期間
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