第6章 マルチアーキテクチャーコンピュートマシンを含むクラスターの管理
複数のアーキテクチャーを使用するノードを含むクラスターを管理するには、クラスターを監視してワークロードを管理するときに、ノードアーキテクチャーを考慮する必要があります。このため、マルチアーキテクチャークラスターでワークロードをスケジュールするときには、追加事項を考慮する必要があります。
6.1. マルチアーキテクチャーのコンピュートマシンを含むクラスターでワークロードをスケジュールする リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
異なるアーキテクチャーを使用するコンピュートノードを含むクラスターにワークロードをデプロイする場合は、基盤となるノードのアーキテクチャーに Pod アーキテクチャーを合わせる必要があります。ワークロードによっては、基盤となるノードのアーキテクチャーに応じて、特定のリソースに対する追加の設定が必要になる場合もあります。
Multiarch Tuning Operator を使用すると、マルチアーキテクチャーコンピュートマシンを含むクラスターで、アーキテクチャーを考慮したワークロードのスケジューリングを有効にできます。Multiarch Tuning Operator は、Pod が作成時にサポートできるアーキテクチャーに基づいて、Pod 仕様に追加のスケジューラー述語を実装します。
Multiarch Tuning Operator の詳細は、Multiarch Tuning Operator を使用してマルチアーキテクチャークラスター上のワークロードを管理する を参照してください。
6.1.1. マルチアーキテクチャーノードのワークロードデプロイメントのサンプル リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
アーキテクチャーに基づいて適切なノードにワークロードをスケジュールする方法は、他のノード特性に基づいてスケジュールする方法と同じです。
nodeAffinity
を使用して特定のアーキテクチャーのノードをスケジュールするイメージによってサポートされるアーキテクチャーを持つ一連のノード上でのみワークロードをスケジュールできるようにすることができ、Pod のテンプレート仕様で
spec.affinity.nodeAffinity
フィールドを設定できます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- サポートされるアーキテクチャーを指定します。有効な値には、
amd64
、arm64
、または両方の値が含まれます。