1.3. ROSA CLI の設定


次のコマンドを使用して、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) を設定します。

1.3.1. login

Red Hat アカウントにログインし、認証情報を rosa 設定ファイルに保存します。ログイン時にトークンを指定する必要があります。Red Hat OpenShift Service on AWS のトークンページ からトークンをコピーすることができます。

ROSA CLI (rosa) は、以下の優先順位でトークンを検索します。

  1. コマンドライン引数
  2. ROSA_TOKEN 環境変数
  3. rosa 設定ファイル
  4. コマンドラインプロンプトから対話的に

構文

$ rosa login [arguments]
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表1.1 引数
オプション定義

--client-id

OpenID クライアント識別子 (文字列)。デフォルトは、cloud-services です。

--client-secret

OpenID クライアントシークレット (文字列)。

--insecure

サーバーとの非セキュアな通信を有効にします。これにより、TLS 証明書およびホスト名の検証が無効になります。

--scope

OpenID スコープ (文字列)。このオプションを使用する場合、デフォルトのスコープはこのオプションに置き換えられます。これは複数回繰り返して、複数のスコープを指定できます。デフォルトは、openid です。

--token

トークンにアクセスまたは更新します (文字列)。

--token-url

OpenID トークン URL (文字列)。デフォルトは、https://sso.redhat.com/auth/realms/redhat-external/protocol/openid-connect/token です。

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表1.2 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

1.3.2. logout

rosa からログアウトします。ログアウトすると、rosa 設定ファイルも削除されます。

構文

$ rosa logout [arguments]
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表1.3 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

1.3.3. verify permissions

ROSA クラスターの作成に必要な AWS パーミッションが正しく設定されていることを確認します。

構文

$ rosa verify permissions [arguments]
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注記

このコマンドは、AWS Security Token Service(STS) を使用しないクラスターに対してのみパーミッションを検証します。

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表1.4 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--region

コマンドを実行する AWS リージョン (文字列)。この値は AWS_REGION 環境変数を上書きします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

AWS パーミッションが正しく設定されていることを確認します。

$ rosa verify permissions
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AWS パーミッションが特定のリージョンで正しく設定されていることを確認します。

$ rosa verify permissions --region=us-west-2
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1.3.4. verify quota

AWS クォータがデフォルトのリージョンに正しく設定されていることを確認します。

構文

$ rosa verify quota [arguments]
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表1.5 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--region

コマンドを実行する AWS リージョン (文字列)。この値は AWS_REGION 環境変数を上書きします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

AWS クォータがデフォルトのリージョンで正しく設定されていることを確認します。

$ rosa verify quota
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AWS クォータが特定のリージョンで正しく設定されていることを確認します。

$ rosa verify quota --region=us-west-2
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1.3.5. download rosa

ROSA CLI の互換性のある最新バージョンをダウンロードします。

rosa をダウンロードした後、アーカイブの内容を抽出し、パスに追加します。詳細は、ROSA CLI の設定 を参照してください。

構文

$ rosa download rosa [arguments]
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表1.6 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

1.3.6. download oc

OpenShift Container Platform CLI (oc) の最新の互換性のあるバージョンをダウンロードします。

oc をダウンロードした後、アーカイブの内容を抽出してパスに追加する必要があります。

構文

$ rosa download oc [arguments]
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表1.7 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

oc クライアントツールをダウンロードします。

$ rosa download oc
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1.3.7. verify oc

OpenShift Container Platform CLI (oc) が正常にインストールされていることを確認します。

構文

$ rosa verify oc [arguments]
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表1.8 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

oc クライアントツールを確認します。

$ rosa verify oc
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