1.7. OpenShift Cluster Manager コンソールを使用したアップグレード
OpenShift Cluster Manager コンソールを使用して、ROSA クラスターのアップグレードを 1 回だけ手動で、または定期的なスケジュールでスケジュールできます。
手順
- OpenShift Cluster Manager にログインします。
- アップグレードするクラスターを選択します。
- Settings タブをクリックします。
Update strategy ペインで、必要な更新の種類を選択します。
- 個別の更新の場合は、アップグレードをすぐに (1 時間以内に開始) または将来の時刻に要求できます。
定期的な更新の場合は、利用可能な最新の xyZ (z-stream) バージョンへのアップグレードを自動的に開始する定期的な日時を選択します。
重要定期的な更新は z-stream 更新にのみ適用されます。マイナーバージョンまたは y-stream の更新は手動で行う必要があります。新しい y-stream 更新が利用可能になると、通知が届きます。
- Update strategy ペインで Save をクリックし、更新ストラテジーを適用します。
Update status ペインで、Update available 情報を確認し、Update をクリックします。
注記Update ボタンは、アップグレードが利用可能な場合に限り有効になります。
- Update cluster ダイアログが開きます。推奨されるクラスターのアップグレードが Select version ペインに表示されます。クラスターのアップグレード先のバージョンを選択し、Next をクリックします。
オプション: AWS Security Token Service (STS) を使用する ROSA クラスターの場合、選択したターゲットバージョンに応じて、アカウントレベルおよびクラスター固有の Operator ロールを更新する必要がある場合があります。
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ROSA CLI で、
rosa list account-roles
コマンドを実行して、アカウントロールをリスト表示し、アップグレード用に選択したターゲットマイナーバージョンとの互換性がロールにあることを確認します。ロールに互換性がない場合は、rosa upgrade account-roles
コマンドを実行して、アカウントロールを最新の OpenShift バージョンにアップグレードします。 -
ROSA CLI で、
rosa list operator-roles
コマンドを実行して、クラスターに関連付けられている Operator ロールをリスト表示し、アップグレード用に選択したターゲットマイナーバージョンとの互換性がロールにあることを確認します。互換性がない場合は、rosa upgrade operators-roles
コマンドを実行して、クラスターの Operator ロールを最新の OpenShift バージョンにアップグレードします。 - 承認が必要な更新バージョンを選択した場合は、指定のフィールドに Acknowledge と入力して管理者の承認を提供し、Next をクリックします。
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ROSA CLI で、
Schedule update ダイアログで、クラスターのアップグレードをスケジュールします。
- 1 時間以内にアップグレードするには、Update now を選択し、Next をクリックします。
- 後でアップグレードするには、Schedule a different time を選択し、アップグレードの日時を設定します。Next をクリックして確認ダイアログに進みます。
- バージョンを確認し、概要をスケジュールしたら、Confirm update を選択します。
- Close をクリックして、Update cluster ダイアログを終了します。
クラスターは、ターゲットバージョンにアップグレードするようにスケジュールされます。この操作には、選択したアップグレードスケジュールや、Pod Disruption Budget などのワークロード設定に応じて、最大 1 時間かかる場合があります。
ステータスが Update status ペインに表示されます。
トラブルシューティング
- スケジュールされたアップグレードがトリガーされない場合があります。詳細は Upgrade maintenance cancelled を参照してください。