3.6. ROSA CLI を使用してクラスター作成中に自動スケーリングを有効にする
ROSA CLI (rosa
) を使用すると、クラスターの作成時にクラスター全体の自動スケーリング動作を設定できます。オートスケーラーはマシン全体で有効にすることも、クラスターのみで有効にすることもできます。
手順
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クラスターの作成中に、クラスター名の後に
--enable autoscaling
と入力して、マシンの自動スケーリングを有効にします。
クラスター名が 15 文字を超える場合、*.openshiftapps.com
にプロビジョニングされたクラスターのサブドメインとして自動生成されたドメイン接頭辞が含まれます。
サブドメインをカスタマイズするには、--domain-prefix
フラグを使用します。ドメイン接頭辞は 15 文字を超えてはならず、一意である必要があり、クラスターの作成後に変更できません。
例
$ rosa create cluster --cluster-name <cluster_name> --enable-autoscaling
次のコマンドを実行して、クラスターの自動スケーリングを有効にするために少なくとも 1 つのパラメーターを設定します。
例
$ rosa create cluster --cluster-name <cluster_name> --enable-autoscaling <parameter>
3.6.1. ROSA CLI を使用してクラスター作成後に自動スケーリングを有効にする
次の手順は、ROSA Classic クラスターでのみサポートされます。ROSA with HCP クラスターのクラスター作成後に自動スケーリングを有効にするには、クラスター上のノードの自動スケーリングの有効化 を参照してください。
ROSA CLI (rosa
) を使用して、クラスターの作成後にクラスター全体の自動スケーリングを設定できます。
手順
クラスターを作成した後、オートスケーラーを作成します。
例
$ rosa create autoscaler --cluster=<mycluster>
次のコマンドを使用して、特定のパラメーターを使用してオートスケーラーを作成することもできます。
例
$ rosa create autoscaler --cluster=<mycluster> <parameter>
3.6.2. ROSA CLI を使用してクラスター作成後に自動スケーリングを編集する
オートスケーラーの作成後に、Cluster Autoscaler の特定のパラメーターを編集できます。
Cluster Autoscaler を編集するには、次のコマンドを実行します。
例
$ rosa edit autoscaler --cluster=<mycluster>
特定のパラメーターを編集するには、次のコマンドを実行します。
例
$ rosa edit autoscaler --cluster=<mycluster> <parameter>
3.6.3. ROSA CLI を使用して自動スケーリングを削除する
Cluster Autoscaler を使用しなくなった場合は、削除できます。
Cluster Autoscaler を削除するには、次のコマンドを実行します。
例
$ rosa delete autoscaler --cluster=<mycluster>