18.4. チュートリアル: アプリケーションのデプロイ


18.4.1. Kubernetes を使用した OSToy アプリケーションのデプロイ

フロントエンドおよびバックエンドのマイクロサービスコンテナーのイメージを作成してイメージリポジトリーに保存することで、OSToy アプリケーションをデプロイできます。その後、Kubernetes デプロイメントを作成してアプリケーションをデプロイできます。

18.4.1.1. ログインコマンドの取得

  1. CLI にログインしていない場合は、Web コンソールを使用してクラスターにアクセスします。
  2. 右上のログイン名の横にあるドロップダウン矢印をクリックし、Copy Login Command を選択します。

    CLI ログイン画面

    新しいタブが開きます。

  3. 認証方法を選択します。
  4. Display Token をクリックします。
  5. Log in with this token の下のコマンドをコピーします。
  6. ターミナルから、コピーしたコマンドを貼り付けて実行します。ログインに成功すると、次の確認メッセージが表示されます。

    $ oc login --token=<your_token> --server=https://api.osd4-demo.abc1.p1.openshiftapps.com:6443
    Logged into "https://api.myrosacluster.abcd.p1.openshiftapps.com:6443" as "rosa-user" using the token provided.
    
    You don't have any projects. You can try to create a new project, by running
    
    oc new-project <project name>

18.4.1.2. 新規プロジェクトの作成

18.4.1.2.1. CLI の使用
  1. 以下のコマンドを実行して、クラスターに ostoy という名前の新規プロジェクトを作成します。

    $ oc new-project ostoy

    出力例

    Now using project "ostoy" on server "https://api.myrosacluster.abcd.p1.openshiftapps.com:6443".

  2. オプション: または、次のコマンドを実行して一意のプロジェクト名でプロジェクトを作成します。

    $ oc new-project ostoy-$(uuidgen | cut -d - -f 2 | tr '[:upper:]' '[:lower:]')
18.4.1.2.2. Web コンソールの使用
  1. Web コンソールから、Home Projects をクリックします。
  2. Projects ページで Create Project をクリックします。

    プロジェクト作成画面

18.4.1.3. バックエンドマイクロサービスのデプロイ

マイクロサービスは内部 Web リクエストを処理し、現在のホスト名とランダムに生成された色の文字列を含む JSON オブジェクトを返します。

  • ターミナルから以下のコマンドを実行してマイクロサービスをデプロイします。

    $ oc apply -f https://raw.githubusercontent.com/openshift-cs/rosaworkshop/master/rosa-workshop/ostoy/yaml/ostoy-microservice-deployment.yaml

    出力例

    $ oc apply -f https://raw.githubusercontent.com/openshift-cs/rosaworkshop/master/rosa-workshop/ostoy/yaml/ostoy-microservice-deployment.yaml
    deployment.apps/ostoy-microservice created
    service/ostoy-microservice-svc created

18.4.1.4. フロントエンドサービスのデプロイ

フロントエンドデプロイメントでは、アプリケーションと追加の Kubernetes オブジェクトに Node.js フロントエンドを使用します。

ostoy-frontend-deployment.yaml ファイルは、フロントエンドデプロイメントで次の機能が定義されていることを示しています。

  • 永続ボリューム要求
  • Deployment オブジェクト
  • サービス
  • Route
  • Configmaps
  • シークレット

    • 次のコマンドを入力して、アプリケーションのフロントエンドをデプロイし、すべてのオブジェクトを作成します。

      $ oc apply -f https://raw.githubusercontent.com/openshift-cs/rosaworkshop/master/rosa-workshop/ostoy/yaml/ostoy-frontend-deployment.yaml

      出力例

      persistentvolumeclaim/ostoy-pvc created
      deployment.apps/ostoy-frontend created
      service/ostoy-frontend-svc created
      route.route.openshift.io/ostoy-route created
      configmap/ostoy-configmap-env created
      secret/ostoy-secret-env created
      configmap/ostoy-configmap-files created
      secret/ostoy-secret created

      すべてのオブジェクトが正常に作成されたことが表示されます。

18.4.1.5. ルートの取得

アプリケーションにアクセスするためのルートを取得する必要があります。

  • 次のコマンドを実行して、アプリケーションへのルートを取得します。

    $ oc get route

    出力例

    NAME          HOST/PORT                                                 PATH   SERVICES             PORT    TERMINATION   WILDCARD
    ostoy-route   ostoy-route-ostoy.apps.<your-rosa-cluster>.abcd.p1.openshiftapps.com          ostoy-frontend-svc   <all>                 None

18.4.1.6. アプリケーションの表示

  1. 前の手順で出力された ostoy-route-ostoy.apps.<your-rosa-cluster>.abcd.p1.openshiftapps.com URL をコピーします。
  2. コピーした URL を Web ブラウザーに貼り付けて Enter キーを押します。アプリケーションのホームページが表示されます。ページが読み込まれない場合は、https ではなく http を使用していることを確認してください。

    OStoy アプリケーションホームページ
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