1.6. ROSA CLI を使用したアップグレード
ROSA CLI を使用して、ROSA with HCP クラスターを手動でアップグレードできます。この方法では、より新しいバージョンが利用可能な場合にクラスターを即時アップグレードするようにスケジュールします。
コントロールプレーンは、2 つの y-stream マイナーバージョン内のマシンプールのみをサポートします。たとえば、バージョン 4.15.z を使用するコントロールプレーンを備えた ROSA with HCP クラスターは、バージョン 4.13.z および 4.14.z のマシンプールをサポートしますが、バージョン 4.12.z を使用するマシンプールをサポートしません。
前提条件
- ROSA CLI の最新バージョンがインストール、設定されている。
手順
次のコマンドを実行して、クラスターの現在のバージョンを確認します。
$ rosa describe cluster --cluster=<cluster_name_or_id> 1
- 1
<cluster_name_or_id>
は、クラスター名またはクラスター ID に置き換えます。
次のコマンドを実行して、コントロールプレーンとマシンプールをアップグレードできるバージョンを一覧表示します。
コントロールプレーンのバージョンの場合は、次のコマンドを実行します。
$ rosa list upgrade --cluster=<cluster_name|cluster_id>
このコマンドは、推奨バージョンを含む、利用可能な更新のリストを返します。
出力例
VERSION NOTES 4.14.8 recommended 4.14.7 4.14.6
マシンプールのバージョンについては、次のコマンドを実行します。
$ rosa list upgrade --cluster <cluster-name> --machinepool <machinepool_name>
このコマンドは、推奨バージョンを含む、利用可能な更新のリストを返します。
出力例
VERSION NOTES 4.14.5 recommended 4.14.4 4.14.3
注記マシンプールで利用可能な最新の更新は、コントロールプレーンの現在のバージョンに限定されます。まずコントロールプレーンが最新であることを確認してください。
以下のオプションのいずれかでクラスターをアップグレードします。
次のコマンドを実行して、クラスターの Hosted Control Plane をアップグレードします。
$ rosa upgrade cluster -c <cluster_name> --control-plane [--schedule-date=XX --schedule-time=XX] [--version <version_number>]
Hosted Control Plane のアップグレードがスケジュールされました。
次のコマンドを実行して、クラスター上の特定のマシンプールをアップグレードします。
$ rosa upgrade machinepool -c <cluster_name> <machinepool_name> [--schedule-date=XX --schedule-time=XX] [--version <version_number>]
これで、マシンプールのアップグレードがスケジュールされました。