7.3. OpenShift SDN ネットワークプラグインから OVN-Kubernetes ネットワークプラグインへの移行
Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) (クラシックアーキテクチャー) クラスター管理者は、OpenShift SDN ネットワークプラグインから OVN-Kubernetes ネットワークプラグインへの移行を開始し、ROSA CLI を使用して移行ステータスを確認できます。
移行を開始する前に考慮すべき事項を以下に示します。
- クラスターのバージョンが 4.16.24 以上である必要があります。
- 移行プロセスを中断することはできません。
- SDN ネットワークプラグインに戻すことはできません。
- 移行中にクラスターノードが再起動します。
- ノードの中断に対して耐性のあるワークロードに影響はありません。
- 移行時間は、クラスターのサイズとワークロードの設定に応じて、数分から数時間までさまざまです。
7.3.1. ROSA CLI を使用した移行の開始
警告
移行を開始できるのは、バージョン 4.16.24 以降のクラスターのみです。
移行を開始するには、次のコマンドを実行します。
$ rosa edit cluster -c <cluster_id> 1 --network-type OVNKubernetes --ovn-internal-subnets <configuration> 2
重要
フラグ --network-type
の値を定義しない限り、コマンドにオプションのフラグ --ovn-internal-subnets
を含めることはできません。
検証
移行のステータスを確認するには、次のコマンドを実行します。
$ rosa describe cluster -c <cluster_id> 1
- 1
<cluster_id>
は、移行ステータスを確認するクラスターの ID に置き換えます。