第1章 ネットワークの概要
Red Hat OpenShift Networking は、複数の機能、プラグイン、および高度なネットワーク機能からなるエコシステムです。これらの機能は、1 つまたは複数のハイブリッドクラスターのネットワークトラフィックを管理するためにクラスターに必要な高度なネットワーク関連機能により、Kubernetes ネットワークを強化します。このネットワーク機能のエコシステムは、Ingress、Egress、負荷分散、高性能スループット、セキュリティー、およびクラスター間およびクラスター内のトラフィック管理を統合します。また、Red Hat OpenShift Networking のエコシステムは、その固有の複雑さを軽減するロールベースの可観測性ツールを提供します。
以下は、クラスターで利用できる最もよく使用される Red Hat OpenShift Networking 機能の一部です。
- ネットワークプラグイン管理用の Cluster Network Operator
次の Container Network Interface (CNI) プラグインのいずれかによって提供されるプライマリークラスターネットワーク:
- デフォルトの CNI プラグインである OVN-Kubernetes ネットワークプラグイン。
- OpenShift SDN ネットワークプラグインは、OpenShift 4.16 で非推奨となり、OpenShift 4.17 で削除されました。
OpenShift SDN ネットワークプラグインで設定された ROSA (クラシックアーキテクチャー) クラスターをバージョン 4.17 にアップグレードする前に、OVN-Kubernetes ネットワークプラグインに移行する必要があります。詳細は、関連情報 セクションの OpenShift SDN ネットワークプラグインから OVN-Kubernetes ネットワークプラグインへの移行 を参照してください。