3.13. AsyncHttpClient の設定
AsyncHttpClient
クライアントは AsyncHttpClientConfig
を使用してクライアントを設定します。詳細は、
Async Http Client のドキュメントを参照してください。
Camel 2.8 では、設定は AsyncHttpClientConfig.Builder
によって提供されるビルダーパターンの使用に制限されます。Camel 2.8 では、AsyncHttpClientConfig
は getter/setter をサポートしません。そのため、Spring Bean スタイルを使用した作成/設定(XML ファイルの <bean> タグなど)はサポートされません。
以下の例は、ビルダーを使用して AhcComponent
で設定した AsyncHttpClientConfig
を作成する方法を示しています。
Camel 2.9 では、AHC コンポーネントは Async HTTP ライブラリー 1.6.4 を使用します。この新しいバージョンは、プレーンな Bean スタイルの設定のサポートを追加しています。AsyncHttpClientConfigBean
クラスは、AsyncHttpClientConfig
で利用可能な設定オプションの getter および setter を提供します。AsyncHttpClientConfigBean
のインスタンスは AHC コンポーネントに直接渡すか、clientConfig
URI パラメーターを使用してエンドポイント URI で参照することができます。
Camel 2.9 では、設定オプションを URI に直接設定する機能があります。「clientConfig.」で始まる URI パラメーターを使用して、AsyncHttpClientConfig
の設定可能なさまざまなプロパティーを設定します。エンドポイント URI で指定されるプロパティーは、「clientConfig」 URI パラメーターによって参照される設定に指定されたもので、"clientConfig." パラメーターを使用して優先順位が付けられたプロパティーが設定されます。参照した AsyncHttpClientConfig
インスタンスは、以前に作成されたエンドポイントの設定に関係なく、エンドポイントごとに常にコピーされます。以下の例は、「clientConfig.」タイプの URI パラメーターを使用して AHC コンポーネントを設定する方法を示しています。
from("direct:start") .to("ahc:http://localhost:8080/foo?clientConfig.maxRequestRetry=3&clientConfig.followRedirects=true")