169.3.4. メッセージヘッダーマッピング
メッセージヘッダーを使用する場合、JMS 仕様ではヘッダー名が有効な Java 識別子である必要があることを示しています。そのため、ヘッダーの名前を有効な Java 識別子として命名します。これを実行する利点の 1 つは、JMS セレクター内でヘッダーを使用できることです(ヘッダーの Java 識別子構文が想定される SQL92 構文)。
ヘッダー名をマッピングする単純なストラテジーがデフォルトで使用されます。ストラテジーは、以下に示すようにヘッダー名のドットおよびハイフンを置き換え、ヘッダー名がネットワーク経由で送信される JMS メッセージから復元される際に置換を元に戻します。意味を確認するBean コンポーネントで呼び出すメソッド名の損失がなくなり、File Component などのファイル名のヘッダーが失われることはありません。
Camel でヘッダー名を受け入れるための現在のヘッダー名ストラテジーは次のとおりです。
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ドットは
DOTに置き換えられ、Camel がメッセージを消費すると置換は逆になります。 -
ハイフンは
HYPHENに置き換えられ、Camel がメッセージを消費すると置換が逆になります。